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第1152話

Penulis: 風羽
灯りが滲むように揺れていた。

彰人は上から下へと、女の身体を静かに見下ろす。

シャワーを浴びたばかりの願乃は胸から太腿の付け根までを覆うバスタオル一枚を巻いているだけだった。それ以外はすべてが男の視界にさらされている。

白く、柔らかな肌――かつて、幾度となく彼が触れた場所。

目を閉じても、思い描けてしまう。

しばらくして、男が低く言った。

「風呂上がりはいつもそんな格好なのか」

願乃はブランケットを引き寄せ、肩に掛けると冷ややかに笑った。

「自分の寝室よ。裸でいようが、私の自由でしょう。それに――彰人、私たちはもう離婚してる。これからは入る前にノックして」

彰人は黙って彼女を見つめた。

濡れたままの髪。あまりにも昔の記憶を刺激する。

かつてはこうして抱き合い、濡れた髪のことなど気にも留めず、何度も身体を重ねた。

気づけば髪は乾き、喉は掠れ切っていた――そんな夜が確かにあった。

男は何も言わず、手を伸ばす。

スイッチが押され、寝室は闇に沈んだ。

「彰人」

反射的に名を呼ぶと、すぐに応える声がする。

「ここにいる。ここにいるよ、願乃」

……

掠れ切った
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