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第156話

Penulis: 風羽
場所はあのレストランだった。

二人は前回食べ残した料理を今夜は最後までゆっくりと食べた。

京介は、明らかに準備していた。

料理の内容は前回よりもさらに洗練されていて、ワインは彼が持参した最高のヴィンテージだった。

レストランの空間も以前とは少し違っていて、大きな窓際には高級グランドピアノが置かれていた。

——すべてが別れを語っていた。

銀色のキャンドルスタンドの灯りが揺れ、柔らかな光の中で、二人はただ静かに見つめ合った。

あの出会いから、すでに七年が経っていた。

京介は舞のグラスにワインを半分だけ注ぎ、そっと言った。

「少しだけ飲んで。これは特別に持ってきたんだ。今夜のキャビアも上出来だった。自分で味見してから出してもらったんだ」

舞は小さな声で尋ねた。

「……どうして?」

京介は静かに微笑んだ。

「どうしてこんな手間をかけたのかって?上原九郎にできることは、俺にもできるって思っただけさ」

舞はうつむき、ほとんど聞こえないような笑みを浮かべた。

こんなふうに穏やかに食事をするのは、どれくらいぶりだろう。

たぶん、今夜が最後だと分かっていたから、互いに余計
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