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第567話

Author: 風羽
智也があの投稿を残してから、行方は杳として知れなかった。

静香も、彼の母も、誰ひとりとして居場所を掴めない。

ファンたちも同じで、ネット掲示板には一週間のうちに数百のスレッドが立ち、彼の引退理由をめぐって推測が乱れ飛んだ。

そのなかで十万件以上の「いいね」を集めた書き込みが、もっとも現実に近かった。

【彼は葉山澄佳から受け取ったものを、すべて彼女に返したのだ】

【智也が愛していたのは、最初から最後まで澄佳ただ一人】

……

議論百出。

澄佳は流言を一切気に留めなかった。

翔雅と共に立都市へ戻ると、すぐさま結婚式の準備に取りかかった。

洋風と和風の式のどちらにするか——澄佳は当然、西洋式を選ぶと思っていたが、翔雅が選んだのは和式だった。意外に感じつつも、彼女は素直に頷いた。

立都市で最も名の知れたブライダルサロン。

四人のスタッフに支度を整えられ、澄佳は重厚な白無垢に身を包んだ。国内一流の職人が仕立てた絹の衣装は艶やかに輝き、髪は文金高島田に結い上げられ、金の簪に飾り房が揺れている。

すらりと高い身の丈、雪のような白い肌、完璧な化粧。

更衣室を出たその姿は、まさ
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