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第589話

Author: 風羽
翔雅と澄佳が最初に周防家へ着いた。

九時前。二人の赤ん坊はまだ眠っておらず、すでに風呂を済ませ、パジャマのロンパース姿で並んでベッドに寝転がり、小さな手をしゃぶりながら「あーうー」とお喋りしていた。

翔雅が部屋に入ると、世話をしていた使用人が振り向いて笑顔を見せる。

「葉山様、お帰りなさい。そして、こちらが章真と芽衣のお父さんですね。いやぁ、さすがお父さん。お子さんにそっくりですよ」

翔雅はそっと子ども用ベッドに近づき、身をかがめて二人を見つめた。

ふっくらとして、健康そのもの。

兄の章真は少し大きく、妹の芽衣はやや小柄。並んで寝ている姿はなんとも愛らしい。

つぶらな黒い瞳で彼をじっと見上げ、最初に声を発したのは芽衣だった。

「パパ?」

小さな両手を伸ばし、抱いてほしいとせがむ。

その瞬間、翔雅の胸の奥がとろける。彼は恐る恐る腕に抱き上げる。柔らかく温かい小さな身体。壊してしまいそうで、思わず大切に包み込む。

もちろん章真も忘れない。翔雅はもう片方の腕で兄を抱き上げ、両腕に子どもを一人ずつ。

「パパ」

芽衣は小さな手で父の顔を撫でた。高い鼻、きれいに剃られた頬
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Comments (1)
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良香
いや〜、周防は手強いっすよ。 澄佳の性格を知り尽くしてるこの両親はなかなかのラスボス感笑 妹を辱めた、と激昂した長男も居るのに。 あと、純粋過ぎるが、辛辣な妹も居るよ。 あー、でも元鞘になるのかな。 舞さん、瑠璃さん、どちらも身を焦がした相手と戻ってる・・・いや!智也か???!!!
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