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第703話

Author: 風羽
周防邸の門前は、真昼のように灯りが煌々と照らされていた。

人々が慌ただしく駆け寄り、救急車も同時に到着する。医師と看護師は細心の注意を払いながら翔雅を担架に移した。まだ意識は戻らなかったが、生命反応は安定している。

周防礼夫妻はすでに他界していたが、周防寛夫妻は健在だった。特に寛の妻は思慮深い老婦人で、苦しい時こそ亡き義姉の分まで力を尽くさねばと感じていた。

——義姉がもう泣けぬなら、自分が泣くしかない。

彼女は芽衣と章真を抱きしめ、よろめきながらも翔雅に向かって声を張り上げた。

「翔雅、まだ若いのに、どうしてこんなことに……芽衣も章真も、まだこんなに小さいのよ。

あなたに罪があったとしても、身体を粗末にしては駄目じゃない。あなたが逝ってしまったら、この子たちに父親がいなくなる。勉強も成長も、結婚も——澄佳一人に背負わせるなんて、あまりにも酷だわ。

翔雅、あなたって本当にひどい人ね」

……

寛の妻は声を詰まらせて泣き崩れる。

その涙に釣られ、芽衣と章真もわんわんと泣き始めた。

——お父さんは死んじゃうんだ、と。

寛が軽く咳払いして言った。

「生きてるよ。死んで
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Comments (1)
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良香
このお母ちゃんは好きなんだよね。 お父さん共々ちゃんとしてる。 でも、実の息子が一番可愛いのはしょうがないよ。澄佳や、双子ちゃんも可愛いし、聡い。 でも、考えを押し付けず相手を思い遣ってる。 子育てにはちょっと失敗したね。
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