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第70話

Author: 心の底
数人の男たちは顔を見合わせ、まるで笑い話を聞いたかのように、思わず大声で笑い出した。

「お嬢さんの旦那さん?そりゃどういう方なんだ?涼ヶ崎にいるどいつだ?俺たちにも紹介してくれよ」

「なあ嬢ちゃん、俺たちと遊びたくないからって、そんな嘘をついて脅してるんじゃないだろうな?」

「正直に言うとさ、このバーのオーナーは俺たちのダチみたいなもんなんだ。旦那さんの肩書きがそれほどのお偉いさんじゃなきゃ、わざわざ持ち出さない方がいいぜ。このバーの背後に誰がついてるか、お前もよく分かってるだろう?」

彼らがそう言い終えると、二人の男がゆっくりと美琴に近づき、脅しに動じる様子は微塵もなかった。

「もう遠慮しなくていいんだよ。俺たちについて来いよ。いい思いをさせてやるからさ」

男の目にはもう欲望があふれんばかりで、指先がそっと彼女の頬を撫でると、すぐに鼻先に近づけて匂いを嗅いだ。

その行為に美琴は全身を震わせ、慌ててポケットから携帯を取り出し、潤の番号を見つけて電話をかけた。

最上階の個室にて。

美琴からの電話を受けた時、潤は取引先と一番最後の段階に入り、利益について話し合っている最中
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