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202話

Auteur: 籘裏美馬
last update Date de publication: 2026-05-08 18:32:43

「──〜また電話を切りやがった……!」

誠司は病院の病室で、怒りを顕にしてスマホを床に叩き付ける。

ガシャン!と大きな音がして、その音にはっとした誠司は慌ててしゃがみ込み、スマホを拾い上げた。

「──くそっ!」

画面がひび割れてしまっていて、誠司は壊れてしまっていないか、スマホを操作して確認する。

幸いにもスマホは壊れていなかったが、画面がバリバリに割れてしまい、新調する他ない。

「……何で田島をクビにしてしまったのか」

ちらり、と背後を確認する。

いつも誠司の背後には、優秀な秘書田島が控えていた。

今回のスマホの件も、もみじへの連絡も、そして駅舎の情報だって、田島をクビにさえしなければ田島が全て対応してくれていただろう。

それだけ、田島は優秀な秘書だったのだ。

それを一時の感情に流され、クビにしてしまった事を今でも誠司は後悔していた。

「……田島に連絡を入れてみるか?いや、だが……社員達は田島を軽蔑している。もう、俺の会社で雇う事は無理だ……それなら、新会社を立ち上げるか……?」

病室をうろうろと歩き回りながら、ぶつぶつと呟く。

「検査待ちは一体
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