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61話

Auteur: 籘裏美馬
last update Dernière mise à jour: 2026-02-23 18:34:00
リビングに入ったもみじは、胡桃の格好に目を見開く。

誠司のシャツだけを身に纏った胡桃。

そして、そんな胡桃を抱き締める誠司──。

その姿を見た瞬間、もみじの瞳が苦しみや悲しみに歪む。

「──もみじ!?いつからそこに居た……!?」

誠司は焦ったように胡桃を突き放し、真っ青な顔でもみじを見やる。

誠司に突き放された胡桃は、悲しそうに瞳を潤ませて「きゃあ!」と声を上げた。

「──胡桃!」

バランスを崩し、その場に倒れそうになってしまった胡桃を、誠司が慌てて抱き留める。

誠司の胸に縋り付く胡桃と、胡桃を大事そうに抱き締める誠司。

その2人の姿は、どこからどう見ても「お似合い」の2人で。

もみじの胸は、見えない刃物で幾度も切り裂かれるように痛んだ。

「す、すまない胡桃……!大丈夫か!?」

「う、うん……大丈夫よ、誠司さん。……あっ、足がっ」

「すまない!捻ったか!?」

よろ、とよろめく胡桃に、誠司は慌てて胡桃を抱き上げてソファに座らせる。

胡桃の足を確認していた誠司は、リビングの扉で立ち尽くしているもみじに顔を向けて怒声を上げた。

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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
kokema
もみじ! 許すな! こんなクズ男は こっちから、捨ててしまえΣ(-᷅_-᷄๑)
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