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火花

Penulis: みゃー
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-23 19:22:55

智也と大成がいるハイヤーの後部シートに緊張感が走る。

大成は、智也と唇同士を近づけたまま、前の運転席とを仕切る黒ガラスを下げるボタンの上に指をかけたまま、再び優しく智也に囁き甘く追い詰める。

「どうする?……」

その、滴るように甘く残酷な声に、智也の心臓は締めつけられ、下肢が震えた。

そして同時に、智也の体の底から衝動が吹き上げた。

抗えない、逃げられ無い衝動――

智也の右手は、本能のまま大成のスーツの上半身をギュっと強く掴んだ。

それが――

智也の答えだった、

ハイヤーの中で絡み合うように大成と甘い口付けを繰り返しながら、智也はフォルセスホテルに戻って来た。

智也は、大成に肩を抱かれながら最上階の広い豪奢なスイートルームに入った。

まだドアは閉まってないのに、廊下から誰に見られるかわからないのに、大成は正面から再び智也の唇に大成の唇を強く重ね奪った。

「ふっ……んんんっ……」

トロンとした視線の智也は、唇と唇の接合の合間から甘い呻き声を上げた。

大成は、智也のそれさえも奪い取るように口付けを繰り返す。

智也の頭がクラクラクラクラする。

そして、熱い――

熱過ぎる――

焼けて
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    リムジンの車内。車窓に映る、降り出した雨に濡れて淡く幻想的に輝く街の灯。後部シートの智也と大成と運転席とを隔てる黒のガラスにより作られた、まるで智也と大成二人だけのような静かな秘めやかな空間。ずっと智也の身体に触れつづける大成の肩から感じる熱。それら全てが智也を更に酔わせるようにすら感じる。智也は、そんな心と身体の昂ぶりを隠すように窓を見詰め続けた。 だがそこに、大成の静かな声がした。「鈴木さん。君は明日からAJの本社で働いてくれ」「えっ?!」智也は、自分の聞き間違いかと耳を疑いながら大成に視線を向けた。しかし、間違いでは無かった。「鈴木さんが仕事がやりやすいよう、その才能を充分発揮出来るよう、AJのホテル建設のプロジェクトチームをAJ本社に作った。君専用の部屋も用意したし、必要な数、いくらでもAJの人間を君に付けるし、明日から送り迎えの車も君に付けるから電車通勤の必要はない。君がさっき一緒に来た部長とゼイン側には、私の部下からすでにその旨は伝えて了承は得ている」あまりに突然で壮大な提案に、智也は思考が追いつかず混乱した。「あっ……その……」だが大成は智也を見詰めて、諭すように、まるで懇願するかのように言った。「鈴木さん。AJには、君の才能が必要だ。そして、智也……私には……君自身が必要だ」「?!」その言葉から身も心も焼くような熱を感じ、智也は言葉が出ないまま体を硬直させた。すると大成は智也と視線を交わらせながら、智也の様子を伺うように、座席のシートに置かれていた智也の右手を上からゆっくり大成の左手で覆い握り、囁いた。「俺は、君と離れ離れになったあの時からこの7年間、1日も君を忘れられなかった。そしてこの7年間、毎日君に対して後悔し続けた」大成の指に更に力が込められ、智也の手を強く握る。大成の懺悔はつづいた。「本当にすまなかった。頼む、もう一度、君とやり直すチャンスを私に与えてくれないか?」「智也……」大成の喉がかすかに震えた。「あの頃の俺は若すぎて、本当に愚かだった……自分がどれほどお前を好きだったのかさえ、分かっていなかったんだ」 智也のまつ毛がわずかに揺れる。 「俺、あの頃は強がってばかりで……お前が近づくたびに心臓が壊れそうなくらい跳ねてたのに、平気なふりをして、わざと傷つくようなことばかり言って……

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