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第7話

Author: えつじ
両親が帰国した後、すぐに慎一に手を下した。

その夜、父は慎一の会社と提携している友人たちに連絡を取り、投資を撤回し、協力関係を中止することを表明した。

一方、父は人脈を駆使して、雪江の「海外財団」の背景調査を実施した。

調査の結果、その背景には不正があることが判明、父は速やかにその情報を数社のメディアに漏らした。

翌日、ネット上には相次いで報道が掲載された。

小林財団の背景捏造問題や、岸川グループが抱える提携トラブルと資金難の問題を直撃する内容だった。

協力関係の広告会社が相次いで契約を解除し、複数の投資家も「投資を再評価する」と表明した。

慎一は事業と愛情の両方を手に入れる夢を見ていたが、その夢も僅かな時間で打ち砕かれた。

会社の株価は急落し、資金不足がさらにひどくなった。

すでに合意に達していた企画が相次いで頓挫し、広告会社の解約ニュースは、業界内での彼の評価を底辺まで落とし込んだ。

慎一はオフィスに座り込み、スマホからは投資家の撤退通知やメディアの問い合わせが絶え間なく飛び込んでくる。

彼はスマホを握り締め、顔が真っ青になり、抑えきれないほどの怒りが湧き上がってきた。

やむを得ず、彼は私に電話をかけるしかなかった。

電話がつながった瞬間、彼は枯れた声で話した。

「知子……俺……話しがある」

私はしばらく沈黙した後、淡々と返事した。

「会社のことなら、父が処理してくれたわ」

慎一はスマホを握り締め、震える声で言った。

「知子、勘弁してくれ……

これ以上俺のスキャンダルを拡散しないでくれ」

彼の口調には抑えきれない疲労感と、ほんのりとした懇願の気持ちが混じっていた。

「俺たちの関係はもう終わったことは分かってる。だけど今の俺は……本当にもう、耐えられないんだ」

私は直球に答えず、こう言った。

「慎一、あんたが選んだ道だ。自分で責任を負うべきでしょ?」

そう言って電話を切った。慎一はその場に立ち尽くし、心の底から冷え込んでいた。

彼は気づかなかった。このことはどういうわけか雪江の耳に入ってしまった。

その夜、彼が会社に戻ると、雪江が勢いよくオフィスのドアを開けて入ってきた。

彼女は慎一をじっと睨みつけ、甲高い声で叫んだ。

「慎一!あんた、今日知子に電話したよね!?」

慎一は一瞬呆然とした。

「なぜ知ってる?
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