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Author: 槇瀬陽翔
last update publish date: 2026-04-24 21:10:06
「好き」

ずっと抱きしめられている拓ちゃんの腕の中で小さく呟いた。

本当は俺にそんな資格がないのはわかってる

でも…やっぱり…拓ちゃんが好き…

少しだけ拓ちゃんの腕に力が入り

「俺も…好きだ…」

俺の呟きに答えてくれる

それだけで泣けてきそう…本当に…重症…

自分でも手に負えないほど重症…

この人のこの一言で浮かれてるんだから…本当に…

手に負えないほどに重症…

「少し酷いな」

急にそんなことを言われる。

「なにが?」

視線だけを拓ちゃんに向けて聞いてみれば

「目。結構冷やしたんだけどまだ腫れてる」

拓ちゃんの指が俺の目元をそっとなぞっていく。

「あ…そう? 俺は気にしないから出かけるならお出かけしましょ?」

本当に気にしないから言ってみれば

「いや夕方からでいい。もう少し冷やした方がいいな」

なんて言うけれど拓ちゃんは俺を放そうとはしない。

「ん、わかった」

だから俺は素直にそれに従う。拓ちゃんの手が何度も優しく俺を撫でていく。それが気持ちいい。

それから拓ちゃんは俺を放すとタオルを水で濡らし
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  • 蒼い華が咲く   119

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  • 蒼い華が咲く   56

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