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第1話(9)

Penulis: 北川とも
last update Terakhir Diperbarui: 2025-10-15 15:00:58

 ひたすら気持ち悪くて仕方なく、吐き気すらしてくる。男を犯すことだけが目的なら、こんな行為は不要だ。ようは、必要な場所に、必要なものを突っ込めば済む話なのだ。

 機械の手に弄られているような錯覚を覚え、この程度の行為なら耐えられるかもしれないと和彦が思ったとき、和彦の一瞬の油断を嘲笑うように、もう一本の手に柔らかな膨らみをまさぐられ、やや力を込めて揉まれる。

「うっ、うっ……」

 意識しないまま腰が震える。感じる、感じないの問題ではない。一番の弱みを無防備に晒して、弄られ、無反応でいられるわけがなかった。

「い、やだ……。やめろっ――……」

 和彦がようやく洩らした言葉に対する返答のつもりか、握られたものの先端にローションが垂らされ、括れをきつく擦り上げられる。

「ああっ」

 ビクリと背を反らして、腰を揺らす。追い討ちをかけるように柔らかな膨らみを揉みしだかれ、和彦は喉を鳴らす。恐怖も嫌悪感も、しっかりと和彦の体を支配している。しかし、こんな形で体を攻められると、感情だけの問題ではなくなるのだ。

 和彦の体を弄っている人間は、明らかに快感を引きずり出そうとしていた。だからこそ、体が刺激に反応するという醜態を見せられないと頭ではわかっているのに――。

 柔らかな膨らみをさんざん刺激した手に、当然のように内奥の入り口をまさぐられ、またローションがたっぷり振りかけられる。

「うっ、あっ、あっ、ううっ」

 内奥に容赦なく指を挿入され、和彦はビクビクと腰を震わせる。痛みや異物感を覚える前に、ローションの滑りを借りた指が内奥から出し入れされ、犯される。その間も和彦のものは上下に擦られ続け、ときおり先端を撫でられる。

 痺れていた体が、いつの間にか熱くなって汗ばんでいた。鈍くなっていた感覚も元に戻るどころか、鋭敏さを増している気さえする。自分を取り戻そうと足掻くように、肩を動かしてみるが、背後から和彦の両足を抱え上げて押さえている人間はびくともしない。

 和彦の気力を奪い尽くそうとしているのか、内奥を擦り上げていた指に、ふいに浅い部分を強く押し上げられ、強烈な感覚が腰に広がった。

「うあっ……」

 わざと濡れた音を立てるように内奥を掻き回され、否応なく反応させられて熱くなったものも強く扱かれる。顔を背けた和彦は、屈辱と羞恥と、否定できない快感に呻き声を洩らす。

 容赦なく和彦は攻め立てられ、的確な刺激を与えられて快感を自覚させられる。

 目隠しをされているのは、実はせめてもの救いなのかもしれない。少なくとも、どんな人間に自分の痴態を見られているのか知らなくて済むし、そもそも、自分自身の痴態を見なくて済む。

 胸の突起を二つとも抓るように弄られながら、和彦は内奥にゆっくりと、指とは比較にならない大きさのものを挿入されていく。淫らにくねるそれは、見なくても、どこよりも感じやすい内奥の粘膜と襞でなんであるか知ることができた。性器を模った道具だ。

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