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第12話(38)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-01-14 20:00:38

「ここを、鷹津に?」

 掠れた声で三田村に問われ、和彦は喘ぎながら頷く。鷹津に対してそうしたように、三田村の手の上に、自分の手を重ねた。

「何度も、弄られた。ぼくの好きな攻められ方を、教えてやった……」

 三田村の指が蠢き、ゾクゾクするような感覚が腰に広がる。和彦は首を左右に振りながら、訴えた。

「……あんたのやり方で、愛してくれ……。自分のオトコには、好きなように、扱われたい。あんたの愛し方が、ぼくは好きなんだ」

「なら、あとで舐めたい。先生の感じるところは全部、壊さないよう、丁寧に愛してやりたいんだ」

 優しい三田村だが、内奥で息づくものは荒々しく、激しい。和彦は小さく悲鳴を上げ、三田村の背に両腕を回してすがりつく。汗に濡れた虎にぐっと爪を立てると、三田村は低く呻き声を洩らし、内奥深くで果てた。

 熱い体が、ドクッ、ドクッと脈打っている。和彦は恍惚としながら、三田村の体を抱き締め、その力強さをいとおしむ。

「――こうして先生と会える時間が持てるなら、それでいい。そのうえ先生は俺を、自分のオトコだと
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