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第13話(7)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-01-16 11:00:41

 和彦は、この店で秦に安定剤を飲まされ、体をまさぐられたのだ。挙げ句、内奥にはローターを含まされた。長嶺組組長である賢吾と関わりを持ちたかった秦が、賢吾のオンナである和彦に目をつけたうえでの策略だ。

 賭けに近い危険極まりない策略だが、秦は生殺与奪の権を賢吾に握られながらも、こうして艶やかな存在感を放ち、元気にしている。そのうえ、賢吾の許可を得て、和彦の〈遊び相手〉という立場に収まっている。

 よくこの店に招待できたものだと、見た目に反した秦の神経の図太さに、和彦は感心すらしてしまう。

「……中嶋くんに肩入れしたくなる……」

 聞こえよがしに和彦が呟くと、慣れた手つきで氷を砕きながら、秦が囁くような声で言った。

「わたしなりに、必死に考えたんですよ。中嶋の出世を祝いたい気持ちもあるし、中嶋の思い詰めた顔も見たくないという気持ちもあって」

「だからといって、ぼくを巻き込むな。この間、確かそう言ったはずだ」

 グラスに氷を入れた秦が、嫌味なほど清々しい微笑みを
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    last updateLast Updated : 2026-03-25
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  • 血と束縛と   第9話(47)

    「うぅっ……」  恐怖と痛みに、鷹津の肩に手をかけたまま和彦は動けない。再び鷹津に唇を舐められてから、強靭な舌にこじ開けられそうになり、さすがに顔を背けようとしたが、敏感なものを握る手に力が込められ、痛みに声を上げる。  口腔に鷹津の舌がヌルリと入り込み、露骨に濡れた音を立てて舐め回されながら、唾液を流し込まれる。いっそ気を失ってしまいたくなるような嫌悪感が、全身を駆け抜ける。厚みのある体にのしかかられながら、本能的なものから抵抗するが、明らかに鷹津は、和彦の抵抗を楽しんでいた。 「ひっ」  和彦のものの根元が、指の輪によって強く締め付けられる。痛

    last updateLast Updated : 2026-03-25
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