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18.必要のない存在

last update publish date: 2026-06-19 23:13:09

ホンモノのレイラ・アルトワ様が帰ってきた。

あの玄関ホールでの喧騒は、レイラ様の帰還によるものだったようだ。

最初こそ、レイラ様の成長した姿に、あのレイラ様であると、私は気づけなかった。

だが、それでも、よく見るとレイラ様の面影を残す彼女と、そんな彼女との再会を喜ぶアルトワ伯爵一家を見て、私は彼女こそが、私がずっと代わりを務めてきたホンモノのレイラ様だと確信した。

私が肖像画でいつも見ていた12歳のレイラ様は、可愛らしさの中にも美しさのある愛らしいご令嬢だったが、今のレイラ様は、その面影を残しつつも、美に全振りした絶世の美女になっていた。

今のレイラ様は本当の弟、セオドアととてもよく似ている。

レイラ様と瓜二つだという理由で、レイラ様の代わりとなった私とは、もう似ても似つかなかった。

あの場での私はただの傍観者で、呆然とアルトワ家の人々を眺めていたのだった。

*****

「…レイラ、よく戻ってきてくれた」

ソファに腰掛け、伯爵様が感極まった表情でレイラ様を見つめている。

そんな伯爵様の横では、奥方様が未だに涙を流していた。

「お父様、お母様、ご心配おかけしました」

この6年間、事故の
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