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104 憎みあっても、願うのは生存

Auteur: 缶小豆
last update Date de publication: 2026-10-08 20:00:00

レオンハルトは歯ぎしりしたい気持ちでユリウスに連絡を入れた。

【樹海防衛部隊の中には、魔物よけの予備はない。魔導炉までは魔物の発生状況の確認も兼ねて強行しようと思っていたので、追加物資はありがたくいただきたい。明日、カイルを王都まで取りに向かわせる】

「これでいいかな?魔物よけの鈴もないだろうと聞きつつ、王都まで物資を取りに来いってどうやってくると思ってるんだ?あまりに支離滅裂だ」

レオンハルトはダリウスを見つめた。

カイルだって、ユリウスの言動がおかしいと分かって行くと言っている。

それなのに、ダリウスはどうしてブレスレットを渡したんだろう?カイルは戻って来られると感じたんだろうか?

カイルが彼女に会いたいっていうのは、最後に会いたいってことじゃないのか?

彼女はもう助からないと覚悟を決めているように見えるし、もしもの時はカイルはユリウスに殺されるつもりなのだと思う。

ダリウスには、カイルとその幼馴染の命が残りわずかであることが、自分とアリエルとダブって見えたのだろうか&

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