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第1035話

Author: 風羽
水谷苑は九条時也の肩にもたれかかり、窓の外に広がる夜景を眺めていた。

夜空に花火が次々と打ち上がり――

華やかだが、儚い光を放っていた。

水谷苑は少しセンチメンタルな気分になっていた。しかし、九条時也が隣にいてくれた。「来年もまた花は咲く」と彼は言い、「毎年、一緒に色んなイベントを祝って、子供たちの誕生日も一緒に過ごそう」と約束してくれた。

そして、「ずっと一緒に幸せでいよう」とも言ってくれた。

二人は窓辺で寄り添い、儚くも美しい花火を見つめていた。

しばらくすると、ドアの外から太田秘書の声が聞こえた。「社長、パーティーの準備が整いました。あなたと奥様、そして羽様のご入場をお待ちしております」

九条時也は顔を伏せ、水谷苑の目元に涙が浮かんでいるのを見て、優しく言った。「少し身支度をして。俺が羽を連れてくる」

水谷苑は小さく「うん」と答えた。

九条時也はドアのところまで行き、九条羽を抱き上げた。水谷苑が落ち着きを取り戻すと、彼は片腕に息子を抱え、もう片方の手で水谷苑の手を取り、パーティー場へと向かった。

その先に待つのは、華やかな祝福に満ちた光景だった。

.....
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