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第212話

Auteur: 風羽
あっという間に新年がやってきた。

大晦日の夜、佐藤清は餃子を作り、テーブルいっぱいの料理を並べた。そして、九条薫に小林颯を誘うように言った。「彼女は今、頼れる人もいないの。私たちと一緒にお正月を過ごさなかったら、誰と過ごすっていうの?」

九条薫はこっそり餃子を一つつまみ食いしながら、「もう電話したよ!」と言った。

佐藤清は彼女を睨み、手を軽く叩いて、「後で一緒に食べよう!食いしん坊ね!」

九条薫は笑った。

九条薫が立ち直ってきている様子に、佐藤清は嬉しく思って何か言おうとしたその時、玄関のドアをノックする音が聞こえた。

ドアを開けてみると、小林颯が来ていた!

小林颯は荷物をたくさん抱えていた。九条大輝夫妻への贈り物の他に、九条薫には高級ブランドのマフラーを買ってきてくれていた。色も柄も九条薫の好みにぴったりだったが、それでも彼女は「無駄遣いしちゃって!」と言った。

小林颯は彼女にマフラーを巻いて、「すごく似合ってる!肌の色にもぴったり!」

九条薫も小林颯に新年のプレゼントを用意していた。限定品のバッグだ。小林颯は大喜びで、「私のことを言える立場じゃないでしょ!このバッ
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