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第809話

Penulis: 桜夏
雅人は感情を押し殺した声で言った。「美月は、随分と気前がいいんだな」

「ええ、本当にあの子は心が優しいのよ。

もともとは四億円の予定だったんだけど、病気で苦しんでいる子供たちの姿を見たら、可哀想だって泣き出してしまって。その場でさらに六億円も寄付してくれたのよ」

母の言葉は、一見すると何の矛盾もない、ただの美談に聞こえた。

母と二言三言交わした後、雅人は電話を切り、アシスタントに静かに、しかし有無を言わせぬ口調で命じた。

「美月がこの一週間で行った寄付について、基金会に入金された資金の動きを徹底的に監視しろ」

その命令を聞いたアシスタントは一瞬、動きを止めた。

すぐに頷いたものの、その胸中には驚きが渦巻いていた。雅人は……美月が基金会を隠れ蓑にして、何かを企んでいると疑っておられるのか?

「社長、先ほど言いそびれたことが、もう一件ございます。

如月さんを車で撥ねようとした実行犯が、本日午前二時、警察に逮捕されました。バイクで県外へ逃亡しようとしていたところを押さえられたようです。

常習犯で、過去にも同じ手口で富裕層の子供たちを狙った拉致や恐喝を繰り返していたとのこと
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Komen (2)
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らむネロ
美月の髪の毛の方が入手しやすいんじゃない? そっちのが手っ取り早いよ!
goodnovel comment avatar
child1028believe
雅人! 美月の髪の毛もこっそり手に入れて即DNA鑑定しなさい。 橘家の面々はコミュニケーションが悪くて美月に有利な方に傾いて本当にムカつく。
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