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第552話

Author: 小春日和
「私がわざと彼を怒らせているのが、わかった?」

「非常に明白です」

大塚は真奈がどんな人物かをよく知っていた。理由もなく、相手をわざわざ刺激するようなことをする人間ではない。だが、さっきの言葉はどれも的確に相手の急所を突いていた。出雲は表面上は冷静を装っていたが、内心ではとっくに怒り心頭だったに違いない。

「あなたには私がわざと怒らせてるってわかるのに、本人は気づかない」真奈は唇をわずかに持ち上げた。「出雲は八雲を引きずり下ろしたい。でも私と話がつかないなら、他を当たるしかない。だからこっちも一発かまして、焦らせる必要があるのよ」

大塚は眉をひそめた。「社長は、彼を罠にはめようとしてるんですか?」

「明日、うちの人間を向かわせて。出雲みたいに自尊心の強いタイプは、こんな屈辱には耐えられないはず。そのうち、こっちに対抗するために、同じ目的のやつを探し始めるわよ」

「彼はリスクを考えないのですか?」

「リスクについては、さっき全部伝えたわ。出雲が本当にリスクを気にするなら、臨城をあんなふうに放っておくわけがない。今の彼は、海城の勢力拡大と八雲を引きずり下ろすことに全神経を注い
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Comments (1)
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良香
頭に血がのぼるとこうなっちゃうのね〜。 真奈ちゃんリスクまで伝えてあげるの優しい 笑笑 黒澤は嬉々として真奈ちゃん助けるよね。 大好きな彼女だし、臨城まで付いてくる。
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