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第 640 話

Auteur: スイカのキノコ
真依は尚吾が何も言わないのを見て、続けて言った。「あの頃のことはとても貴重なの。たとえ相手の品性が自分が思うほど高尚でなくても、ビジネスをしているんだから、そんなにこだわる必要はないでしょ?皆、利益のために頑張っているのよ。あの頃の山本社長は本当に言うことを聞くし、仕事もすごく真面目で、とても苦労に耐える人だったわ」

「分かった、もうそれ以上言ったら、俺は嫉妬で死にそうだ」尚吾は恨みがましい口調で言った。

「はあ、聞いたくせに。自分で自分を不愉快にさせてるだけじゃない!」真依は言い終えると、またコーヒーを飲み始めた。

尚吾は彼女を氷月の入り口まで送り、車のドアを開けた。彼女が降りると、真依の前
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