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第24話

Penulis: 風待 栞
そこまで話して、亜紀は雅の顔色が、インクでも垂らしたかのように真っ黒に沈んでいることに気づいた。そして、慌てて言葉を翻す。「ま、まあでも!正直、ああいう顔って、作り物っぽいっていうか!鼻筋とか二重の幅とか、どう見たって整形じゃん!雅の生まれつきの美しさとは、全然レベルが違うって!」

水琴が整形しているかどうかなんて、雅がいちばんよく知っている。それでも、亜紀の言葉は彼女の虚栄心を十分に満たし、強張っていた表情は幾分和らいだ。

だが、亜紀が口にした「相談室に来た、超絶美人な先生」という言葉は、聞き捨てならなかった。

相談室の……先生?あの女が?雅の口の端が、意地悪く吊り上がった。彼女は亜紀に向かって、くいと指を曲げてみせる。

「亜紀、ちょっと頼みがあるんだけど。上手くやったら、先月お兄様から貰ったシャネルのバッグ、あんたにあげる」

……

翌日。

大学のオンライン掲示板に、一本のスレッドが立った。真っ赤な太字で強調されたそのタイトルは、トップページで誰もが目につくように晒されている。

【【緊急】高卒の自称美人心理カウンセラーは、今すぐ本学から出ていってください】

『新任』
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