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第7話

作者: ななっち
啓斗は、もう20日も真央と連絡が取れていなかった。

電話は何度かけてもつながらない。

LINEを送っても既読はつかず、画面は沈黙したままだった。

啓斗はリビングのソファに座り、スマホを握ったまま動けずにいた。

何度も画面を開き、真央の名前を見つめる。

それでも返事は来ない。

耐えきれなくなり、啓斗はスマホをソファの横へ投げた。

立ち上がってリビングを歩き回るうちに、腹の奥から苛立ちがこみ上げてきた。

電話に出ず、説明する機会さえくれない真央に。

何も言わず、自分の前から消えた真央に。

自分が間違っていたことは分かっている。

あの山で、エマージェンシーシートもロープも未亜に渡すべきではなかった。

けれど、あのときは本当に余裕がなかった。

どちらかを先に連れて下りるしかないと思った。

真央は啓斗が知る中で、いちばん体力のある女性だった。

高い山にも何度か登っているし、体力測定でも啓斗よりずっと上だった。

だから、救助が来るまでなら持ちこたえられると思ってしまった。

置き去りにするつもりなんてなかった。

あのとき啓斗は、目の前で未亜が死ぬかもしれないことが
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