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30.一斤染め - 2

last update Last Updated: 2025-10-14 11:00:00

 霧香は改めてハランに八つ当たりした事を後悔した。

 自分の綻びで全員に迷惑がかかってしまう。

「なぁ、さっきやったのって魔法 ? 」

 恵也に聞かれギクッとする。魔法を乱用した事が統括にバレればなにかしらの制裁があるかもしれないのだ。

 魅了魔術は天使も悪魔も体質的に抑えようが無いとして、霧香の場合は音魔法については許可を得ている。だが、その他はほぼ許可されていない。

 先程の少年たちが、霧香の命を脅かす存在にシフトすれば話は変わってくる。人間界に人外の遺体を生み出す訳にはいかないからだ。

 だが、ヴァンパイアは傷の再生は早く、痛みも人間の数倍鈍感である。

 よって、先程の魔法は正当防衛とまではいかない。少年達は少し絡んできただけ。攻撃はしたが命を脅かす程の存在では無かったはずだ。

「思わずムカッとして……本当はダメなんだけど……」

「あ〜やっぱり。まぁ、バレなきゃ大丈夫じゃねぇ ? 

 聞きたかったんだけどさ、俺との契約の時に、ちょっとは魔法使えるようになるかもって言ったじゃん ? 俺、マジで魔法使えんの ? 」

「えっとね。第五契約者の魔法制限は……。

 まず体質。わたしと同じく回復が早くて、痛みにも強いの。でも勘違いしないで。病気は別。健康診断はしっかり受けて。痛みが鈍感な分、病気には気付きにくいの。手術が必要な時は解約して人の体に戻さないと医者も困るし」

「お、おう。案外現実的なシステムだな……」

「あとは身体能力かな。

 これは……」

 砂浜を歩く足を止め、恵也に振り返る。

「やってみた方が早いかもね。

 手合わせしてみる ? 」

「お前と ? でも…………もし怪我なんてさせたら……」

「わたしが怪我すると思ってるの ? 」

「……。あっ

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  • 黒と白の重音   2025年完走 ! 皆様ありがとうございました

    ま、まさか連載する事になるとは。それもこの子達もお引き取り頂いて、本当に感慨深いんです。何がと申しますと、この主人公キリを中心としたレン、ハラン、サイ、ケイヤ、さらに後日追加キャラになるキラという5人の関係性及びストーリーは高校生の時に執筆した大元の作品があり、それから何度も名を変えジャンルを変え挑戦してきました。まさに私にとって作家人生で初めて産んだ子供達でした。更にプロトタイプは公募にも出さず、ファンタジーやSFという概念を経て生きてきた彼らですから少し『バンドもの』や『恋愛もの』と言うより『日常系』という括りに収まったのかなと思います。これから、配信者活動をゲーム企業から公式配信となった彼らですが、どうぞ引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m2025 !! 担当様、閲覧してくださった方、また私がGNにたどり着くまで支えてくださった読者様と同業の皆様。本当にお世話になりました ! 良いお年を !!

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