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ผู้เขียน: 北川とも
last update วันที่เผยแพร่: 2026-05-12 07:01:15

 内奥の入り口に唾液を擦りつけるようにして湿らせる。ここに触れるのは二度目だが、やはり緊張していた。

 たっぷりの唾液を施してから、まだ頑なさを保っている内奥の入り口に慎重に指を含ませていく。そうしながら、裕貴の体の強張りを解くため、前方の熱い高ぶりをゆっくりと上下に擦り、快感を送り込んだ。

「あっ、あぅ……」

 テーブルの角を握りながら裕貴が腰を震わせる。きつく収縮している内奥を押し広げるようにして指を侵入させ、繊細な粘膜と襞が吸い付いてくる感触を堪能する。

 裕貴がこの場所まで許してくれているのだという喜びが、啓太郎の中に押し寄せてきた。ここにこうして触れるたびに、自分はこんな気持ちになるのだろうかと思い、啓太郎は淫らな行為の最中にもかかわらず、唇を綻ばせていた。

 内奥を擦り上げるように、付け根まで呑み込ませた指を出し入れする。そのたびに裕貴は背を波打たせるようにして反応し、伸びやかな声を上げた。

「んくうっ、あっ、あっ、あっ……ん。啓、太郎、啓太郎っ――」

 裕貴が舌足らずな口調で啓太郎を呼び、誘われるように啓太郎は二本目の指を内奥に埋め込み、奥深くを暴くように蠢かしながら
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    ****「――ピンチだったな、俺……」 マンションのエレベーターの中で、啓太郎はぐったりしながら洩らす。冗談ではなく、本当にピンチだった。 裕貴が旅行先から戻ってくる前に、わずかな正月休みを終えて仕事に戻ったのだが、いきなりハードだった。  単体試験のあとの結合試験に入ったのはいいが、あちこちで悲鳴が上がる惨状で、そこから修正を加え、クライアントプログラムを起動させたのだ。そこに至るまで、およそ三日間の時間を必要とした。  もちろん啓太郎は、いまさら珍しいことでもないが、ずっと会社に泊まり込んでいた。おかげで、正月の浮かれ気分など、すでに啓太郎には残っていない。 仕事の合間、裕貴が旅行から戻ってきたことは知っていた。裕貴から、戻ってきたとメッセージが来たのだ。できれば電話で声を聞きたかったが、仕事か、食うか、仮眠かという生活の中では、電話したところで満足な会話が成り立つとは思えず、結局、淡白な文字でのやり取りだけだった。 足を引きずるようにして通路を歩きながら、啓太郎はあることを思い出してふっと笑う。  裕貴が家族旅行に出かけるとき、自分が覚えた嫌な予感がいかにあてにならないものだったのか、いまさらながら実感したのだ。 裕貴は何事もなく無事に戻ってきたというのに――。 さっそく裕貴の部屋のインターホンを押すと、少し間を置いてからドアが開けられた。このとき、ドアの向こうから現れた裕貴の姿を見て、一瞬啓太郎は、わずかな違和感を覚えた。「おかえり」 そう言って裕貴に玄関に迎え入れられ、ドアを閉めて鍵をかけた啓太郎は、何より先に裕貴の顔を覗き込む。「何?」 裕貴が笑って首を傾げる。いつもと変わらない笑顔だと思うが、なぜかそこに、啓太郎は少しのぎこちなさを感じる。それが、違和感の正体だ。  もっとも、自分の直感があてにならないのは、啓太郎自身がよく知っている。「旅行、楽しめたか?」 啓太郎の問いかけに、裕貴は一度顔を伏せかけたが、すぐに意味ありげな流し目を寄越してきた。「……なんだよ、その目は」 「啓太郎が貧しい食生活を送りながら寂しがっているかと思ったら、とても楽しむ気になんてなれなかったよ」 「あー、そうですか」 裕貴に腕を引かれるまま部屋に上がると、さっそく啓太郎はアタッシェケースを置いてからコートを脱ぐ。すると裕貴の両

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