บททั้งหมดของ (改訂版)夜勤族の妄想物語: บทที่ 831 - บทที่ 840

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7. 「異世界ほのぼの日記3」329

-329 お人好し達- 貝塚運送を設立してから数週間後、結愛はヒドゥラに決して無理をして欲しくないという理由で本社に「秘書課」を新設していた。極端な人員不足を起こさない事を考慮する為に数々の課から優秀な社員を1人ずつ引き抜き今までラミアが1人で行っていた作業を割り振っていたのだが、本人達にとって未だに慣れない事が多かったので車両のメンテナンスの空き時間を割いてヒドゥラが所々サポートしていた様だ。本人曰く「一緒に行った方が仕事の流れ等を説明しやすい」との事だが、これだと意味がない気がしてならない。 美麗の話を聞いて気が気でなかった結愛は取り急ぎ本社の秘書課へと連絡を試みたが、誰も電話に出なかったので着の身着のままで向かう事に(と言うかヒドゥラに直接『念話』を飛ばせば済む話だと思うのだが)。結愛「仕方が無いな・・・、ちょっと様子を見て来るわ・・・。すぐ戻るから3人はお茶でも飲んでいてくれないか?」好美「分かったけどさ、お茶なんて皆持って来て無いよ?」結愛「え・・・、そうなのか?」 何となく嫌な予感がした結愛は後頭部を掻きながら『瞬間移動』する事に、大したことが無いと良いのだが・・・。結愛「よいしょっと・・・、あれ?」 最近改築を行い広くした秘書室には誰一人いなかった、何処からどう見ても「もぬけの殻」という言葉がぴったりの状態だ。一先ず結愛は美麗の前で演技をしてた時の呼び名で車両メンテナンス係兼秘書長を呼んでみる事に、ただ相手の方はちゃんと覚えているのだろうか。結愛「ヒドゥー、いるんだろ?俺だ、結愛だぞ?」 すると部屋の奥で何かしらが蠢く気配がした、ヒドゥラが『人化』を解除して何処かに忍び込んでいるのだろうか。結愛「何だ・・・、まさかまた仕事サボってかくれんぼをしてんじゃねぇだろうな?この前あれ程口を酸っぱくして「休憩時間だけにしろ」って言ったのに懲りない奴らだな。」 これは秘書室が広くなったばかりだった日の事だ、ラミアである自らの特性を活かしたヒドゥラは新たに出来た部下たちと交流を深める為に「1人でも自分を見つけて捕まえることが出来たら賞金を与える」という何とも子供っぽいゲームを行っていた。ただ各々のデスクで書類が山積みになりかけていたのを結愛に目撃された為に「これは流石に他の社員たちに示しがつかないので休憩時間だけにしよう」という決まりになっ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」330

-330 託児所の存在理由- 知らぬ間にすっかり託児所と化してしまった社長室を見て深くため息を吐く結愛、ただ壁紙等を本格的に変えた訳ではなくベビーベッドを数台持ち込んで作った簡易的な物だったので致し方なく承認する事に(と言うかもう既に行動を起こしてしまっているので時すでに遅しと言うべきだろうか)。結愛「あのな・・・、別に構わねぇんだけどせめて俺に一言言ってくれないかな。」ヒドゥラ「別に良いじゃ無いの、あんたここには偶にしか帰って来ないんだから。」 秘書長が言っている事は正論だった、普段は支社・営業先回りや今日みたいに現場の作業を手伝っている事が多いので正直殆どこの部屋で働いている事は少ない(ただハッキリ言ってしまえば今日はほぼ遊びなのだが)。結愛「それを言われてしまうと否定が出来ねぇな、ただ言い出しっぺは誰なんだよ。」 何となく嫌な予感がしたが念の為に確認する全身ジャージ姿の代表取締役。女性「私に決まっているだろ、聞く程の事じゃ無いはずだよ?」結愛「やっぱりか・・・、相変わらずおばちゃんの行動力には敵わないな・・・。」 結愛はもう笑う事しか出来なかった、本人が予想した通りそこにいたのはダンラルタ王国にある貝塚財閥魔獣保護養育施設所長でアーク・ワイズマンの貝塚美玖であった。本社の社長である結愛でも流石に叔母には頭が上がらない、それが故に諦めの気持ちでいっぱいだった。美玖「そんな事より結愛、あんたも抱いてみたらどうだい?案外可愛いもんだよ?」 託児所(もうこう呼んでも良いか)と言えどやはりここは異世界、ベビーベッドには生まれて間もない鳥獣人族(ホークマン)や龍(ドラゴン)の赤ちゃんがすやすやと眠っていた。結愛「そうしたいのは山々なんだが俺今から土いじりしないとだから行くわ、部屋は暫く使ってくれて良いからまた抱かせてくれや。」 社長はそう言うとバハラの家庭菜園へと『瞬間移動』で戻った、戻った先ではキャベツの収穫が始まろうとしていた。好美「お帰り、「すぐ戻る」って言ってたのに時間かかったみたいだね。」 3人の目の前で頭を悩ませる様子の結愛、大体想像は付くのだが・・・。美麗「あれ・・・、何かあった?」結愛「いや実は・・・、かくかくしかじかでさ。」 だから前にも言ったかも知れないけど絶対伝わってると思えねぇんだが・・・。バハラ「え?結愛ち
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7. 「異世界ほのぼの日記3」331

-331 一体どっちなの?- 施設長が『瞬間移動』で仕事へと戻った後、4人は再びキャベツの収穫へと戻った。バハラは「ただの家庭菜園」だと卑下していたが何処からどう見ても「大きな農園」と呼べる位の広大な畑が広がっている、バルファイ王国までとは行かないがこの世界特有の気温の高さが故に収穫を続ける転生者達の額には汗が滲み出ていた。美麗「バハラさん・・・、今日ってこれ全部採るの?」バハラ「いや・・・、私個人にはそんな予定は無いんだ。元々好美ちゃんがここに来たいって言い出したから来ただけだし、2~3玉程採れば店に戻るつもりだったんだけどね・・・。」 そう言いながら混沌龍は好美の方へと目線をやった、拉麵屋のオーナーは収穫したキャベツで一杯にした籠を大量に積んでいた。まさかと思うが・・・、違うよな・・・?バハラ「好美ちゃん・・・、あんたそれ全部店で使うつもりかい?」好美「当たり前じゃん、店で試食品を出してバハラさんの野菜の味を知って貰わないと。」 バハラや俺の予感が当たってしまった様だ、しかしいち経営者の作戦としては良い物では無いだろうか(少なくとも俺はそう思う)。好美「素材本来の味を知ってもらうために玉ねぎはシンプルなサラダで出そうと思ってんの、キャベツは居酒屋でよく出される刻みキャベツが良いんじゃないかな。」 確かにそうだ、特に焼き肉屋で出て来る刻みキャベツってどうしてあんなに美味く感じてしまうのかが不思議で仕方が無い位だ。その上水晒しにした玉ねぎと鰹節で作る和風サラダなんて堪らなく美味い、俺も久々に食いたくなって来たな・・・。バハラ「私は嬉しいけど良いのかい、本来は拉麵屋なんだろ?」好美「大丈夫だよ、うちの店って拉麺目的のお客さんより私みたいな酒好きでそれを目的にする人だっているもん。寧ろ後者の方が多いんじゃないかな・・・、多分。」 おいおい「多分」って本当にそれで良いのか?それに「寧ろ酒目的の客の方が多い」って拉麵屋としてどうなんだよ!!結愛「好美・・・、拉麵屋って酒を吞んだ後の〆で食う事が多くねえか?お前の店って結局拉麵屋なのか居酒屋なのかどっちなんだよ・・・。」好美「どっちでも良いじゃん、街の真ん中で気軽に呑める店があるだけで私は嬉しいもん。酒から〆の拉麺まで1件のお店で済むなんて最高じゃん。」 特にへべれけに酔った人にとったら呑み屋か
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7. 「異世界ほのぼの日記3」332

-332 売上と利益- バハラの家庭菜園(?)で収穫したキャベツや玉ねぎに加えて知らぬ間に採っていたアボカドやトマトで一杯になった籠が高々と積まれている様子を見て唖然としている結愛や美麗に目もくれず、好美はニコニコしながら全ての野菜を『アイテムボックス』へと詰め込んで行った。好美「バハラさん、この野菜代は給料日に一緒に振り込む形で大丈夫だよね?」バハラ「私はそれで良いけど本当に良いのかい?ほぼほぼ半分趣味感覚の家庭菜園で採った野菜をこんなに沢山買い取ってもらって、店の利益が無くなっちゃわないのかい?」 実はイャンダから店の各商品の値入率を聞いたバハラは驚きを隠せなかったそうだ、ほぼほぼ原価ギリと言うではないか。利益なんて本当に無いに等しいはずなのに大丈夫なのだろうか、最近この世界でも物価が上がって来たと言うに・・・。好美「大丈夫だよ、改めてイャンダに確認したんだけど原価ギリで販売しているのはマンションの住民さん達限定の割引商品の事らしいから。こう言っちゃ悪いけど外から来たお客さんからはガッツリ利益(お金)を貰っているからね。」バハラ「だからか・・・、あんたの経営するマンションはずっと人気の状態なのは。」好美「従業員価格も存在している事は流石に住民の人達には内緒だけどそれなりにやっぱり頭を使わなきゃって思うのよ、「店で働く」のと「店を持つ」ってのはえらい違いだからどうやってお客さんに「お買い得だ」って語り掛けるかがポイントなんじゃないかな。」 説得力のある言葉だ、好美がこの世界にやって来てから並大抵じゃない努力を行ったのが伝わって来る。ただの元工場勤務の酒好きと言っている事とは思えない、その上店を持ちながら別の場所で働くなんてなかなか出来る事では無いので立派になったなと感動してしまいそうになっているのは俺だけだろうか。バハラ「でもあんた、無理していないの?それだけ働き過ぎていたらいつか倒れちゃうよ?」好美「大丈夫だよ、空き時間や休みの時は仕事の事を考えない様にしているし家に帰った時はお酒の事しか頭に残っていないから。」 確かにこれも説得力のある言葉だ、家にいる時の好美は気付けば露天風呂を満喫して昼呑みを敢行している様な気がする。しかしオンとオフの切り替えをするのは重要な事、ずっとオンの気持ちでいるとそれこそバハラが言った「無理をしている」状態が
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7. 「異世界ほのぼの日記3」333

-333 男のとって大切な事- 好美は未だに収穫したばかりの野菜を次々と冷蔵庫へ入れていた、どれ程容量が大きな業務用の冷蔵庫だとしても必ず限界があると思われるがこの冷蔵庫はそうでもない様だ。 この店を開店した際にどんどんとメニューを増やすつもりだった好美が予め魔力を込めていたので『アイテムボックス』と同様に無限に食材を格納可能となっているらしい、そこはやはり「流石は異世界」と言うべきなのだろうか。好美「ちょっと、私が考えたアイデアなんだから私を褒めてくれても良いじゃない!!」 ああ・・・、凄い凄い・・・。流石は起業家の好美さんですねぇ・・・(棒読み)。好美「それ絶対思って無いでしょ、誰だって分かるもん!!」 バレちまったか・・・、別に害がある訳じゃ無いから良いか。話を続けますかね。 客足がパラパラとしていたこの時間帯(炒飯じゃねぇよ)、厨房にはオーナーの突拍子もないアイデアのお陰で頭を抱える者達が約2名。店で試食品を提供すること自体は構わない、ただ今重要としているのは決してそこでは無い。2名にとって重要な論点は「いつ提供するか」、実は現店長(イャンダ)が異動する予定の新店の改装が何故か未だに終わってない為に異動自体のメドが立たずにいたので新店長(デルア)と新副店長(バハラ)を中心としたシフトを組めていないのだった。デルア「イャン、お兄さんはどう言ってんだよ。旅館内で元から厨房のある場所を改装するだなんてすぐ終わる事じゃ無いのか?いくら何でもかかり過ぎだと思うんだけど。」イャンダ「一応この前兄貴に電話してみたんだけど、ずっと「楽しみにしていてくれ」としか言ってこないんだよ。「楽しみに・・・」って言われてもここと殆ど変わらない厨房になる予定だからどうとも思わないんだよな、ただピューアは異動が決まってから何故か嬉しそうにしているみたいだけどやっぱり新しい場所での生活とかを「楽しみ」にしているのかな・・・。」 現ナイトマネージャーであるニクシー・ピューアの本心に気付いているデルアはイャンダの鈍感さに呆れかけていた、こういった事以外は優秀な奴だと思えるんだが・・・。デルア「イャン、まだ分からないのか?どうしてピューアちゃんがお前と一緒に仕事をする時に楽しそうに、そして嬉しそうにしている訳を。」イャンダ「「楽しそうに、そして嬉しそうに」だって?その理由
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7. 「異世界ほのぼの日記3」334

-334 店長が知らなかった事- 翌日の夜9:40、バハラはレジの使用方法を習うという名目でイャンダを引き止めていた。実際にピューアと仕事をしてナイトマネージャーの本心を知って欲しいという気持ちが強かったがレジの使い方をちゃんと知りたかったという気持ちも嘘ではない。混沌龍は副店長としての責任を感じ始めていたのでちゃんと覚えておかなければと思っていたのだろう。バハラ「このボタンを押せばレシートと別に領収証を発行できる訳だね?」イャンダ「うん、ただ偶にだけど「手書きで」って言うお客さんもいるはずだからその時はレシートだけ発行して手書きで領収証を書くんだ。その時には店舗控えをレジの下に入れておいてね、ただ海斗はいつも忘れるから困るんだよ。」 イャンダも店長として海斗の存在をしっかりと意識している様だ、自分が異動してからナイトマネージャーになる者だから当然の事か。バハラ「う~ん・・・、一連の動きとしてちゃんと覚えて貰う必要があるかも知れないね。」イャンダ「バイト全員にはちゃんと教えているつもりだよ?でも海斗だけ出来ていないんだよ、これから大丈夫かな・・・。」 何とか会話を引き延ばしてピューアが出勤してくる時間までこの場にいさせようと努力するバハラ、そんな中でイャンダはナイト(深夜)のシフトを確認していた。イャンダ「今日・・・、海斗は・・・。」バハラ「そうそう忘れてたよ、さっき海斗君らしき人から電話があったんだけど今夜休むって言ってたよ。」イャンダ「「今夜休む」・・・?何で?」 海斗が店の仕事を休むのはよくある事なのだが、以前イャンダは頭痛を理由にして海斗が休んでいた時に偶然立ち寄った居酒屋で海斗を発見した時があったのだ。バハラ「王様に呼ばれたそうだよ、海斗君が作った料理に感動したって話らしいけど。」イャンダ「確かに・・・、あいつが調理師免許を持ってるのは知ってるけどそこまでなの?」 確かに嘘ではない、数日前の深夜にお忍びで王城を抜け出した空腹のエラノダは偶然食べた海斗の料理に感動したそうだ。イャンダ「いや・・・、うちの料理は誰が作っても同じ味になる様にオペレーションされていると思うんだけど。」 チェーン店ではよくある事だ、ただ店によって味に微妙な違いが出る事も無くもない。バハラ「そのはずなんだけど、「他の支店で食べた時にはこんなに美味しい
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7. 「異世界ほのぼの日記3」335

-335 またもや・・・- 突然だが話は数か月程前に遡る、好美は偶然休みの合った光と共にネフェテルサ王国にある競艇場にいた。2人共考える事は同じ、「大穴を当てて美味い物を食う」事であった。簡単そうに言うが俺の経験からして公営競技での勝負がそこまで上手く行くとはハッキリ言って思えない。光(当時)「次のレースは間に合いそうに無いから見送って、その次から買う事にしても良いよね。私朝ごはんまだの、付き合ってくれない?」 しかし光の希望は速攻で崩れ去った、好美はここに来るまでに新聞や近所で入手していた出走表を利用して既に予想をしていたが故に何の抵抗もなくマークシートの記入を終えて発券機へと一直線に向かっていた。光(当時)「ちょっと好美ちゃん・・・、もう少し考えてからでも良いと思うんだけど。」 彼氏の姉の言葉も空しく、投票を続ける好美。自分の予想によっぽどの自信がある様だが大丈夫なのだろうか。光(当時)「ねぇ、お小遣いはもうちょっと大切にした方が良いと思うんだけど?」 ここでようやく好美が口を開いた、ただ相当自身に満ち溢れている様に思われる。好美(当時)「大丈夫ですって、実はさっきから詳しい情報を携帯で見てたんです。」 実は街中のカフェで2人が待ち合わせてからと言うもの、好美はずっと携帯(スマホ)と睨めっこしていた。まぁ・・・、よくある事かと俺は許容していたが。光(当時)「だからって絶対当たるだなんて保証は何処にも無いでしょ、もしそれで外れたらあそこの食堂で何か奢ってね?」 そこは「勝ったら奢ってくれ」と言うべきだがきっと保険をかけたんだろうなと思われる、きっと勝った時も「儲かったんだから取り分をくれ」とせがむんだろうな・・・。好美(当時)「駄目ですよ、勝ったらやろうと思っている事があるんですから。」光(当時)「・・・?」 疑問が残る光をよそにレース開始のファンファーレが場内に鳴り響いた、多くの観客が一斉に息を飲みながら競争水面を見つめる。勿論好美もその1人だった、ただ好美の場合は訳が違う気がしたが今は気にしない方が良いんだろうな。 静寂の中、未だ現役で担当するカバーサによる実況が鳴り響いた。カバーサ「おはようございます、このレースからご観戦のお客様も少なくは無いのでございましょうか。まぁ・・・、それは良いとして・・・。今現在こちらネフェテルサ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」336

-336 遊びまくる転生者達- 第4レースにおいて頭2艇が2週目の2マークへと差し掛かったボートレースネフェテルサにて多くの観客が肩を落とし、諦めた様に各々が持っていた舟券をゴミ箱へと捨てに行こうと向かう中で好美は1人息を飲んで決着の時を待っていた。因みにこのまま好美が持っていた5-4-2での決着となればこの競艇場始まって以来の最高配当となる様だ、ただ「勝負は下駄を履くまで分からない」と言う様に最終周回で勝負がひっくり返る可能性も十分あり得るので決して気を抜いてはいけない(俺も鳴門場外でずっと緊張していた記憶があるな)。好美(当時)「何でよ、ここまで来れば勝負なんて決まった様な物でしょ。」 分からんじぇ、さっきの様な突風がまた吹いたら勝負が大きく変わるかも知れんやろ。ほれにここはわいらの地元である鳴門競艇場(徳島)と違って流れの激しい河川競艇場じぇ、下手な奴じゃったらターンする時に外に流れたり減速しすぎてそキャビる(その場でとまる)時やってあるじゃろうが。好美(当時)「いけるもん、我がが買うた4号艇と5号艇は両方ともチルト0度じぇ?ほれで1周のタイムが1番時計と2番時計を占領しとるけん信じとるもん。」 待てぇや、落ち着いて出走表を見てみんかい。支部や級別から考えても4号艇の方が腕持ちだって事は一目瞭然じゃろうが、逆転すればおまはん終わるじぇ?光さんに飯奢らないといけなくなるんじぇ(※光は好美が勝っても奢って貰うつもりでいるみたいだが)?好美(当時)「嫌じゃ、勝ったお金でお酒のおつまみを買うつもりなんじゃ!!」 かなりの高配当を手にしてでも買いたい酒の肴け・・・、ってどんだけ高い肴を買うつもりじゃい!!好美(当時)「勿論私が呑む様に買うつもりではあるけど店でも提供出来ればと思っとんのんじぇ、ほれなりに量が必要なの作者なら分かるじゃろ?」 おいおい、まさかと思うけどお前が今賭けてる金って店の経費ちゃうんえ?好美(当時)「失礼な事を言わんとって、ちゃんと私の口座から卸した軍資金で来とるもん!!あんな、いくらオーナーじゃからって店の金に手を出す訳無いじゃろ!!」 すんません・・・、大変失礼致しました・・・。 それで光さん・・・、恐れ入りますがレースの方はどうなっていますかね・・・?光(当時)「えっ・・・?!えっとね・・・、今最終周回のバックストレ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」337

-337 客目線となって- ネフェテルサ競艇場にて続々とレースが進行していく中、場内にある韓国料理専門の食堂でサムギョプサルを楽しんでいた。そんな中、光が何故か辺りを見廻していたので好美はほんの少し不審に思っていた。好美(当時)「光さん、さっきからどうされたんですか?お知り合いの方でも来られるんですか?」 決して大きくないこの国において、「光の知り合いは好美とも知り合いである」と言う言葉を否定する事が出来ない気がする。その上好美の同棲相手で光の腹違いの弟も暫く登場してきていないのでそろそろ出て来ても良いのではないかとも思ってしまう、まぁこれに関しては俺の匙加減なのだが。光(当時)「い・・・、いや・・・。別に誰とも待ち合わせていないよ、それにこの国で待ち合わせするなら他にも良い場所があるじゃない。」 確かに市街地の真ん中にある噴水の前や「お風呂山」、それに王城やその隣の教会など待ち合わせに使えるスポットなどはいろいろあるはずだ。そんな中でこんな競艇場内にある食堂で待ち合わせる住民なんているのだろうか、いややはりここは異世界だからが故に十分にあり得る話なのかも知れない。好美(当時)「何言ってんの、私ここで遊ぶ時は絶対この食堂の前で待ち合わせるもん。」 そうなんすか・・・、何かすんません・・・。ただこのままでは一向に話が進みそうに無いのでお許し下さい。好美(当時)「もう・・・、それでどうされたんです?誰かとの待ち合わせじゃ無いんだったら何か探し物ですか?」 美味いサムギョプサルで白飯やビールがどんどん進んで行く中、光は1人物足りなさを感じていた様だ。おいおい、それ以上の贅沢なんてあるのかよ。光(当時)「私ね、このお肉をキムチと一緒にサンチュで巻きたいなと思ってたのよ。」 韓国料理を提供する店でキムチが置かれていない事が果たしてあっただろうか、いややはりこういった事も「異世界が故に・・・」と言える可能性が無くも無い。好美(当時)「それ私もしたいです。あの・・・、これじゃ無かったですか?」 卓上で薄い冷却魔法の膜の様な物で包まれた茶色の壺を指差した後にその蓋を開ける好美、中には「当然」と言った様によく漬かっているキムチがたっぷりと入っていた。光は自らの興奮を抑えつつ小皿2枚に取り分けて好美と1口、すると・・・。2人(当時)「これこれ・・・、やっぱ
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7. 「異世界ほのぼの日記3」338

-338 大人買いの理由- いつもの事だが光と女将は好美による奇想天外な行動に驚きを隠せなくなっていた、個人的には落ち着いて話を進行していきたいのだがいつも上手く行かないんだよな・・・。好美(当時)「本当にあんたって失礼な人だよね、それじゃあ全部私の所為みたいじゃん。」 そうは言っていないけど・・・、ごめんって・・・。光(当時)「まぁまぁ好美ちゃん、横から茶々入れてばっかりの奴の事は放っておこうよ。それにしても本当にこのキムチを全部買うつもり?結構な量みたいだけど大丈夫?」 この店は最終レースが終わる時間まで開店しているのでこのキムチも念の為にそれなりの量を用意する様にしているみたいだ、ただ全部買って貰えるという意味では女将は嬉しいかも知れないが内心では心配している事もあるみたいだ。女将「そうさね、好美ちゃんは拉麵屋さんやお店を経営しているから知っていると思うけどキムチって日持ちしないんだよ?こんなに買い込んで全部1人で食べ切れるのかい?」 女将が心配するのも無理は無い、冷蔵ケース一杯に入っていたキムチは大食いの好美と光からすれば食べ切れる量かも知れないが好美は別の案を企んでいる様だ。好美(当時)「違うよ、うちの店に置かせて欲しいの。」 やっぱりか・・・、好美の目が輝く時は絶対「商売事」が絡むんだよな・・・。女将「「うちの店」ってまさか暴徒の鱗やコノミーマートにかい?嬉しいけど白菜から全て手作りで作っているから毎日納品できるか分からないよ、それでも良いのかい?」 女将が先程言った言葉をしっかりと覚えていた好美、何かを思い出したのか何処かへと『念話』を飛ばした。好美(念話)「ねぇ、ちょっと来れない?競艇場の所の韓国料理屋さんなんだけど。」 光は『念話』の相手に微かにだが覚えがあった、ただその女性は声色からして何処か呆れている様に思えた。女性(念話)「好美ちゃん・・・、あんた店が忙しいのに遊んでんのかい?お店のオーナーって結構自由が利くんだねぇ。」好美(念話)「夜勤明けなんだから別に良いじゃん、働いていない訳じゃ無いから許してよ。私の事は兎も角、来れるの?来れないの?」女性(念話)「今「忙しい」って言ったじゃないか、ものの数秒で忘れちゃったのかい?」 好美は店の壁にかけてあった時計を確認した、時間的にもランチのピークタイムが過ぎたくら
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