「グルになってるんだろ!」翔太は弁護士の言葉を遮り、声を荒げた。「おじい様が死んだ今、どんな嘘だってつけられる!言ってみろ!凛からいくら貰ったんだ?」「あなたは......」弁護士は呆れたように言った。「私たちの職業倫理を疑っているのですか!結構です。公正証書作成時には録画をしています。信じられないなら公開しましょう」執事は翔太の方を向いた。「翔太様、ずっと大山様は体の具合が悪かっただけで、頭はしっかりしていたんです。遺言書のように大切なことは、熟考の末に決めたことなんです。遺言書の真偽を疑うよりも、なぜ大山様が株をあなたたちにではなく、凛さんに譲ることにしたのか、よく考えた方がいいで
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