Semua Bab 私のおさげをほどかないで!: Bab 111 - Bab 120

158 Bab

26.お母さんの秘密④

「実は今現在、凜子さんはコンビニを辞めてうちの病院で働いています」 奏芽さんが私の心中を察したみたいに、例の一件をすっ飛ばしてバイト先を変えたことを先に告げる。 「今はみんなのサポート的な雑事が中心ですが、うちの母が手隙の時に凜子さんに医療事務のノウハウも教えてくれています」 そこで横に座る私の顔をじっと見つめていらしてから、奏芽さんがスッ、と背筋を正した。 私も釣られて再度背筋を伸ばして座り直したの。 「今からこんなことを言うと、先のことすぎて軽率に聞こえてしまうかも知れないんですが――」 そこでカップに添えられたままの私の手をそっと握っていらしてから、「俺は……将来を見据えてお嬢さんと一緒に居たいと思っています」とハッキリおっしゃった。 私も奏芽さんとずっと一緒にいたいと……。これから先の人生、2人で泣いたり笑ったりしながら過ごせたらどんなに幸せだろう、と……。 そんなふうに思っていた。 でも、まさか奏芽さんがお母さんにそれをこの場で、こんな形で明言してくださるとは思っても居なかった。 だって、これじゃあまるで――。 「今日は凜子さんとの結婚を前提としたお付き合いと、一緒に暮らす許可を頂きたくて参りました」 私は奏芽さんのその言葉に小さく息を飲む。 嘘……。奏芽さん、今……結婚って……。 いつだったか奏芽さんに、私はいいお嫁さんになると思うって言われてソワソワしたのを思い出す。 その時、「この先は折りを見て俺から、な?」って話を濁されて……。 奏芽さんの未来予想図には、自分の居場所があるのかな?ってふと不安になったの。 もしか
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-08
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26.お母さんの秘密⑤

奏芽さんもさすがにこの質問には戸惑ったみたいで、一瞬だけど表情が翳ったのが分かって……私も、それだけですごく緊張してしまう。 年齢差だけは……2人の努力ではどうにも出来ない。 それで反対されたらって思うと、泣きそうになる。 「――今は33、この5月で34です」 奏芽さんの、いつもより重々しく感じられる低音ボイスに、心臓がバクバクする。 奏芽さん、何もじきに誕生日が来てしまうことまで言わなくてもいいのに。変なところでバカ正直なんだからっ。 奏芽さんは5月10日生まれだから、私が二十歳になっても、1ヶ月待たずにまた年の差が14年分ひらいてしまう。 誕生日が来たからって年齢差が縮まるわけじゃないのは分かっているけれど、何となく満年齢を口にした時、差が少し縮まると奏芽さんに近づけた気がして嬉しいって思う。 なのに……何で私と奏芽さん、誕生日がこんなに近いんだろう。 「33……」 お母さんが奏芽さんの年齢を復唱するのがすごく怖い。 「うちの凜子がもうじき二十歳やそこらの若輩者だというのは」 「もちろん、存じています」 お母さんの噛んで含めるような物言いに、奏芽さんが短く答える。 私はそれを何も言えずに見守るしか出来なかった。 「一回り以上離れているのに不安はないんですか?」 お母さんの言葉に、「何でそんなこと言うの?」って気持ちが膨らんで、思わず立ち上がりそうになった。でもそれを奏芽さんに優しく止められてしまう。 大丈夫だから、って声が聞こえてきそうな穏やかな眼差しを向けられて、私は吐息とともにゆっくりと腰を下ろした。 それを見届けて、奏芽さんが口を開くの。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-09
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26.お母さんの秘密⑥

そんな私と奏芽さんの様子を無言で見つめていたお母さんが、はぁっと小さく溜め息をついたのが分かった。 それだけで、にわかに緊張が高まる。 ――お母さん、お願い! 反対しないでっ! 私は祈るような気持ちでお母さんの顔を見つめた。 と、お母さんがそんな私をチラリと見て、小さくクスッと笑うの。 「凜子の連れてきた彼が、あなたより年下だったら、お母さん、反対していたかもしれないわ。でも――逆だったから……正直ホッとしたのよ。お母さんが鳥飼さんの年齢を聞いたのは、随分落ち着いた大人の男性に見えるけれど、凜子といくつくらい離れてるのかな?って思っただけなの」 ――14歳差にはさすがにびっくりしたけどね。 そう付け加えてコーヒーを一口飲むと、お母さんが場の空気を一新するみたいに居住まいを正した。 *** 「凜子、あなたのお父さん……。あなたが小さい頃に亡くなったってずっと話してきたけど……本当は違うの。お父さんは……恐らく今でも健在だと思うわ」 えっ?って思った。 幼い頃から、「お父さんは私が赤ちゃんの頃に他界した」って聞かされてきたのに、実は生きてるかも知れません、とか……いきなり言われてもピンとこない。 でも、考えてみたら父の死因について語られたことがなかったことにも、普通ならあるべき仏壇やお墓がないことも、なんでかな?って思ったことがあるのに思い至った。 〝父親不在の家族構成〟は、私にとっては物心ついた時からずっと〝当たり前のこと〟だったので、さして父親というものに執着があったわけではない。 自分のルーツなので少しくら|い《
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-10
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26.お母さんの秘密⑦

詳しい馴れ初めは、恥ずかしいから割愛させてねって話してくれなかったけれど、気がついたらそういう仲になってしまっていたんだとか。 私がお腹に宿ったと分かった時、お母さんは前途ある若者であるお父さんに迷惑を掛けたくなくて、赤ちゃんのことは内緒のまま別れを告げたんだとか。 彼とスッパリ縁を切るために、仕事も辞めて逃げるように地元へ戻ってきて――。 *** だからお父さんは私の存在を知らないし、あれっきり連絡も取っていないから、今どこで何をしているのか、お母さんも把握していないらしいの。 身重で職を失うこと、生活を一変させること。怖くなかったのかな。 そう思ってお母さんを見つめたら、「その頃は蓄えもそこそこあったし、何よりおじいちゃんとおばあちゃんが健在だったから……」って微笑まれた。 私が聞きたかったこと、言わなくても分かってくれてすごいって思って……じゃあもしかしたらお母さんには〝私の隠し事〟なんてお見通しなんじゃ……って思い至ってソワソワする。 でも何も聞かれていないし、さすがにそれはないと信じたくて、頭を振って気持ちを切り替えた。 そう言えば幼い頃は、祖父母も一緒に市営に住んでいて、朝早く仕事に出かけていくお母さんの代わりに、祖父や祖母に手を引かれて幼稚園に行っていたっけ。 お迎えも、お母さんだったり、おばあちゃんやおじいちゃんだったりとまちまちだった。 あれは、お母さんが両親に頼れていたってことだったのかな?と、今更のように気付かされた。 私が小学に上がる頃に祖母が。 まるでそれを追うみたいに数ヶ月とあけずに祖父が、立て続けに亡くなってしまった。 以来2人
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-11
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26.お母さんの秘密⑧

お母さんは逆にそこを高く評価したんだって分かって驚かされた。 奏芽さんは、出会った時から言動がちゃらんぽらんなようで、その実とても思慮深くて陰日向のない実直さを感じさせられることが多かった。 お母さんはあの一言で、奏芽さんのそういうところを見抜いてくれたんだって思って、すごくすごく嬉しくなる。 「お母さん……」 じわりと涙で滲む目でお母さんを見つめたら、「涙もろい子ねぇ」ってお母さんも鼻をすするの。 *** お母さんが「せっかくだからお昼を一緒に食べましょう」と言って、奏芽さんが「ありがたいです」ってうなずいてくれた。 それで私、久しぶりにお母さんとふたり、台所に立っているところ。 奏芽さんには「落ち着かないだろうけど」ってごめんなさいをして、居間でテレビを観てもらっています。 「俺もなんか手伝うよ」 当然のようにそう言われたけれど、 「うちの台所は狭いから座っててもらうのが1番のお手伝いです!」って言ったら、お母さんに「もう彼のこと、お尻の下に敷いてるの?」って笑われてしまった。 「そ、そんなことっ」って反論しようとして……でも今回、この帰省に際してのあれこれも私のわがままを通してもらってばかりだったと思い至って言葉に詰まる。 そんな折、奏芽さんが「俺が好きで敷かれてるんで」なんて言って笑うものだから、私、余計に何も言えなくなってしまったの。 *** 「ね、凜子。お醤油を切らしてしまってるみたいなんだけど、すぐそこのスーパーで買ってきてもらえない?」 戸棚を開けたところで、お醤油の残りがわずかなことに気がついたらしいお母さんからそんな声が掛かった。 「分かった」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-12
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27.託された重み【side:Kaname Torikai】

居間で観るとはなしにテレビを観ながら、意識は台所の母子の会話に集中していた。 凜子が母親とどんな話をするのか、また母親が彼女に何を言うのか、そういうのが気にならなかったと言ったら嘘になる。 だが、この時の俺はそれより何より凜子がたったひとりの肉親に見せる、俺へ見せる顔とは違った一面を見逃したくなかったんだ。 と、凜子が母親からお使いを頼まれている声が聞こえてきて、凜子がにこやかにそれに応じたのが分かった。 ――凜子、ひとりで買い物行けるのか? 場所が事件のあった現場と離れている生まれ故郷だから、あるいは大丈夫なんだろうか? ふとそう思ったけれど、もしそうでなかったらマズイ。 杞憂だったらその時だと思って、玄関に向かった凜子を追った。 ふと見ると、玄関先にしゃがみこんで靴ひもを結ぼうと頑張っているらしい凜子の肩が、小さく震えているのが分かって、やはり様子を見にきて正解だったと思ったんだ。 こんな姿をお袋さんに見られたら、変に思われちまう。 凜子は母親にあの事件のことをなるべく告げずにいたいと俺に言ったんだ。 お母さんに心配かけたくないから、と。 俺はそんな凜子の優しさを、出来る限り貫き通させてやりたい。 俺が一緒に買い物に行くと声をかけたら、凜子が泣きそうな顔をして俺を見上げてきて、俺はここが凜子の実家だというのも忘れて危うく彼女を抱きしめそうになった。 なんとか肩に手を載せるに留めておいたけれど、危ないところだったと自分でも思う。 *** 凜子の母親に、買い物を任されてもいいと言ってしまった手前、何も聞かずに出るというわけにもいかず。 俺は凜子に
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-13
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28.誓いのキス①

 私が生まれ育った町で、奏芽さんと2人、お母さんから頼まれた買い物をするのはとっても不思議な気分だった。 私という人間を形成する欠片のひとつを、大好きな奏芽さんに知ってもらうのは恥ずかしいような、でも何だか嬉しいような、どこかくすぐったい感じがして……。 ほわほわとしたシャボン玉のような夢心地なその時間は、私にとってとても掛け替えのないものになったの。 奏芽さんも、同じことを思ってくださったみたいで、「凜子がこの町でどんな風に生活していたのか垣間見ることが出来て、何かすげぇ得した気分だわ」って頭を撫でてくださった。 私、実は〝奏芽さんの地元〟では、しょっちゅうそういうの、感じてるんですよ、と今までは隠していたことを告白してみたりしました。 霧島さんご夫妻や、奏芽さんのご両親と接する機会が増えてからは特に。 私の知らない奏芽さんのあれこれを切り貼りしていくみたいに、皆さんからたくさんのエピソードをお聞きするたび、私の中の奏芽さんがどんどん人間味を持って成長していくみたいで。 私、奏芽さんにも私のこと、過去も含めてそんな風に少しでも身近に感じてもらえたらなって思っていたから。 だから、ふたりで……私が生まれ育ったこの町にこられて、本当によかったって思ったの。 実家では私がお母さんと一緒に丹精込めて作った昼食(お母さんと2人で台所に立つのは本当に久しぶりで、すごく楽しかったです!)を3人で一緒に食べた。  まだ籍こそ入れていないけれど、奏芽さんと、本当の家族みたいな時間が過ごせた気がして、私、じんわり心が温かくなったの。 おじいちゃんやおばあちゃんが亡くなって、私たち母子はたった2人ぼっちになってしまってたから。 のぶちゃんはお母さんが留守の時、よく私の相手をしに来てくれていたけれど、お母さんが帰る頃には家で待つご両親の元へ帰宅していて、こんな風に食卓を、うちのお母さんも交えて一緒に囲むってことは殆どなかったの。  ひとりでも家族だと思える人が増えるのはすごく嬉しくて、ましてやその相手が大好きな奏芽さんだと思うと心がほかほかと心地よかったです! *** 「お母さん、会いに行ってよかったな」  奏芽さんと一緒に暮らしてきた―
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-14
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28.誓いのキス②

 それしたら奏芽さん、ますます身動きが取れなくなってしまうじゃないですか。 そんな風に周知してもらうの、私は正直嬉しくてたまらないです! でも、奏芽さんは立場もある身。  結婚するにしても数年先になるだろう、しかもキスしかしたこともないような私と、……そんな――。  今から自分を雁字搦めにするような真似をして、しんどくはないですか?  情けないけれど、私、嬉しさよりもそんな心配の方が勝ってしまって……素直に「もちろんです!」って言えなかったの。「凜子。頼むからそんなこと言ってくれるな。俺と一緒になるの、嫌なのかなって不安になる……」 恐る恐ると言った風に、奏芽さんが私を抱きしめる腕に力を込めてきて、心臓が破裂しそうなくらいドキドキする。 嗅ぎ慣れた、柑橘系の奏芽さんの香りが、ふんわりと私を包み込む。  この匂いに包まれると、私は奏芽さんに守られているんだって実感するの。 「い、嫌なわけないですっ! 嬉しいです、ホントは……すごくすごく!」 彼の胸元に顔を擦り付けるようにしながら、一生懸命言い募ったら、奏芽さんがホッとしたように吐息を落とした。「凜子、俺がちゃんと言わなかったから不安にさせちまってんのかも知んねぇけど。俺、凜子と一緒に暮らしたいがために……その場しのぎで凜子のお袋さんにあんなこと言ったわけじゃねぇからな?」  低くて甘い、私の大好きな、奏芽さんの低音ボイス。 その声が、私の気持ちを解きほぐすように、そんな言葉を私の耳に……心に……届けてくる。「凜子にとっちゃ、青天の霹靂だったかも知んねぇけど……凜子に付き合ってくれって申し込んで……凜子からやっとOKしてもらった時から……俺の伴侶は凜子しかいないって……俺、ずっと思ってたから」  奏芽さんが、今までたくさんの異性
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-14
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29.きっかけを求めて①

4月になって、私は晴れて大学2年生に進級できた。 もちろん、大学には毎日ちゃんと通えている。 けれど、未だに外を1人で歩くことに抵抗があって、新年度が始まって、数日しか経っていないのだけれど、焦燥感ばかりが募るの。 何故なら――。 通学ルートはマンションから徒歩数分の、しかも比較的人通りが多い道。 バスで通学しないといけないような、以前のアパートよりずいぶん近くなったし、当然あの空き家の前も通過したりしない。 道自体も国道に面した歩道ばかりで、常に横をひっきりなしに車が通っていて、同じ大学へ通う学生たちだって、歩道をたくさん歩いている感じ。 なのに、1人でそんな通路を歩くだけで、心臓がバクバクして苦しくなる。 思わず道端にうずくまらないといけなくなるぐらい、足元がぐらぐらして目眩で立っていられなくなる。 結果、私を心配してくれた四季ちゃんが家まで迎えにきてくれて、一緒に行く感じになってしまっている。 四季ちゃんが所用でどうしても連れ立って行けなかった昨日は、奏芽さんが出勤時間を遅らせて私を大学まで送り届けてくれたんだけど。 私を大学まで送った足で、奏芽さん、診察時間に間に合うように急いで病院に戻らなくちゃいけなくなった。 それ、院長先生(奏芽さんのお父様)やスタッフの皆さんが協力してくださったから何とか実現できたけれど、普通に考えたら何度もあっていいことじゃないの。 大学から鳥飼小児科医院までは車で片道約20分。 乗り降りなんかのタイムロスを入れると、30分近く余分な時間を奏芽さんに取らせてしまう。 その間、奏芽さんの小児科医としての時間を停止させてしまっていると思うと、申し訳なくてたまらないの。 こんなことで
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-14
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29.きっかけを求めて②

「うちの患者さんの母親の親御さんがここの支配人でな」  だから通常よりは割安で優遇してもらえたんだと奏芽さんは言った。  でも――それにしたって、絶対安くはないはずなの……。  私の今年の誕生日は土曜日で、翌日は私も奏芽さんもお休みの日曜日という最高の並び。  夜は一緒にお祝いしよう、翌日もふたりでまったりしよう、などとは話していたけれど……まさかそんなところにお泊まりだなんて! 「あ、あの……でも」  2人きりで過ごせるならば、私はマンションでだって全然構わないのに。  そう思って口を開き掛けたら、人差し指を当てられて封じられてしまった。 「でも、はナシな? もう予約も入れてあるし、今からじゃキャンセル料取られて逆に損だぞ?」 「あ、あのっ、その予約は……」  いつ入れたんですか?  そう聞こうとしたら「野暮なことは聞きっこなし、な?」とこれも最後まで言わせてもらえなかった。  奏芽さんのことだから、絶対かなり前には予約がしてあった気がするの。  そもそも数ヶ月後の予約でないと取れないホテルだものっ。  でも……それをキャンセル料が発生する今頃になって告げてくるとか……策士だ、って思った。  私が〝損〟とか〝もったいない〟とか言う言葉に弱いの知ってて……。本当ズルイ。 「凜子が成人になる二十歳の誕生日だろ? ちったぁ年上彼氏らしく、カッコつけさせろよ」  恨めしげに奏芽さんを見上げたら、苦笑されながらそう言われてしまった。  その顔が何だかちっとも憎めなくて、私は思わず笑ってしまった。  そうして、奏芽さんがサラリと告げた、〝二十歳の節目〟という言葉に、今更のように心臓がドキドキと跳ね始める。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-10-15
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