あたしは嬉しさでニヤけそうになる顔を両手で覆い隠す。「えっ! 何!? 泣いてんの!?」「違います。嬉しさと幸せを噛み締めてるんです」いや、そんなだらけた顔見せられない!でも嬉しすぎるっっ!!あたしは顔を覆い隠しながらも、その手の中では喜びで一人百面相状態。「はっ!? ……なんだそれ(笑)」そんなあたしの言動に、思わず笑う社長。「ハハッ。やっぱお前マジ読めねぇわ(笑) なんか目の前のお前見てたら、イラついてんのバカらしくなってきたわ(笑)」「え、ホントですか!? もう大丈夫ですか!? ちゃんと普通に話せますか!?」あたしは社長のその言葉に、すかさず反応して両手を離し、社長に食い気味に確認する。「うん。もう大丈夫。落ち着いた」「よかったー!」「ってか、お前他人事みたいに(笑)」「え、だってあたしには他人事と同じですよ? 実際に好きで付き合ってるのは社長ですし。噂は完全デタラメでしかないですから」「なら、なんであんな親密になるようなことしてんだよ」「えっ、親密ですか? 全然そういう気ないですけど」「いや、でもお前ちょっと距離近すぎだぞ」「えっ、社長見てたってことですか?」「あっ……いや、たまたまな。たまたまお前らいたの見かけただけだけど……。でもオレが実際見てもそう思ったんだから……。ってか、あんな親密なヤツいるとか聞いてねぇし」「あっ、あれ、ヨッシーですよ?」「ヨッシー?」「え、社長覚えてないですか? 言ったじゃないですか。プロジェクト応募するために同期のヨッシーとしばらく企画考えるって」「……あぁ! えっ、ヨッシーって……男だったのかよ」「はい。そうですよ」「お前……なんでそれを先に……」「ん? 社長、ヨッシー女の子だと思ってたんですか?」「いや、そりゃそうだろ。男と一緒に二人でやるってわかってたら……」「もしかして止めてたってことですか?」「いや、まぁ、でもそれはプロジェクトのためにやってることだし……」「はい。なので、ヨッシーとは、ただ社長とこの会社に憧れてる同志でしかないので、それが男でも女でも特に関係ないっていうか」「いや、お前な……」「だって、社長も女社長さんとか女性の方と、今までいっぱいお仕事してきましたよね?」「まぁ」「でもいい仕事出来るのなら、男性でも女性でも関係ないんじゃないですか
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