未だに苦しそうな息を漏らし、膝に顔を埋めている志木チーム長。 このまま、外に居続けるのも風邪をひかせてしまうかもしれない。 1度、お店の中に戻ろう。 苓さんも迎えに行くまで、お店の中に居て。と言っていたし。 店に声をかけよう、と私は判断した。 「志木チーム長、少しだけ待っていてくださいね。お店に入れるか、確認します」 私がぽん、と志木チーム長の肩を叩き、お店に向かう。 すると、背後から酷く弱々しい声で「すみません」と返ってきた。 お店に確認を取ったら、快くお店の一室に通してくれた。 それどころか、お店の人は体調の心配までしてくれて、温かい飲み物まで出してくれた。 「志木チーム長、落ち着いてきましたか?大丈夫ですか?」 先程より幾分か顔色の良くなった志木チーム長に、温かいお茶が入ったカップを差し出す。 すると、志木チーム長は弱々しく笑みを浮かべ、礼を述べながらカップを受け取った。 一瞬だけ触れた志木チーム長の指先が、まだ驚く程冷たくて、私は本当に大丈夫なのか、益々心配になってしまう。 志木チーム長が温かいお茶を飲んでいる間に、私は先程から連絡の通知を鳴らしているスマホを取り出して、軽く苓さんに連絡をした。 苓さんもお仕事が終わったらしく、これからお店に向かうらしい。 私は今の状況を軽く説明する文を打ち、苓さんに送信する。 私が連絡を終えたのと、志木チーム長がカップを置いたのは同時。 志木チーム長は、項垂れつつ私に向かって口を開いた。 「ご迷惑をおかけして、すみません本部長……」 「迷惑だなんて思っていませんよ。助けて頂いて、本当にありがとうございます。むしろ、あのバイクに接触などされていませんか?怪我は?」 矢継ぎ早に聞く私に、志木チーム長はやや圧倒されながら気まずそうに事情を軽く話してくれた。 「すみません……。交通事故、に少しトラウマがあって……」 「──まあ」 もしかしたら、過去に志木チーム長は交通事故に遭ってしまった、もしくは、知り合いの方が被害に遭った事があるのかもしれない。 私の考えを肯定するように、志木チーム長はぼそりと続きを口にした。 「俺、や……知り合いが被害に遭った訳じゃなくて……逆、なんですけど……。本当に、信じられなくて……この事をずっと心に抱えたまま居続けるのは、しんどくて……」 「え
ปรับปรุงล่าสุด : 2025-12-15 อ่านเพิ่มเติม