「わぁ!眼福ですぅ~」今、私の目の前で、野宮部長のデスクに押し倒されたかのように座る鳩村課長を、デスクに両手を着いて囲う野宮部長がいらっしゃいます。 「何で俺まで巻き込む?」 「僕が倒れたら、お前も共倒れだろうが!」ヒソヒソ声で話す姿が 「麗……早く俺のものになれよ」 「貴生、僕はとっくにきみのものだよ……」と愛を囁き合うお二人に見える。私はひたすら、スマホのシャッターをタップしまくる。 「良いです!野宮部長、鳩村課長の顎を掴んで軽く上を向かせ……そうです!ナイスです!」私はグラビアモデルを撮影するカメラマンのように、スマホを駆使して野宮部長と鳩村課長を撮影中です!え?なんでこうなったって?鳩村課長のお願いを聞く代わりに、お二人のサービスショットを写真に撮りたいとお願いしてみました。 (本当はお断りする為の逃げ口上だったんだけど……)余程、背に腹はかえられない状態だったのだろう。奇跡的にOKをもらえたのだ! 『ピピピピッ』おうっ!三分は短いです。 「はい、終了。これで、約束果たしてくれるよね?」肩を捕まれ、めちゃくちゃ怖い顔で迫る鳩村課長にコクコク頷いた。 「長かった……」 「地獄の三分だった……」お二人の言葉に首を傾げながら、さっき撮った画像を見てみる。 「良い!」もう、下手なゲームの美麗スチルより美しい。この、見つめ合う目が……愛を物語っているじゃない? (※二人の為に……。あくまでも、腐女子目線です。本当は、睨み合っています (作者)) 「おい、木野」 「はい?」 「その画像、他の奴に見せるなよ!」ガルルッと唸るワンコのように、野宮部長が低く唸った。 「そんな勿体無いこと、しませんよ!」笑顔で答える私に、野宮部長が疑いの目を向ける。 「見せるなら、一枚5,000円ですね!」 「金取るんかいっ!」野宮部長がツッコミを入れた瞬間、鳩村課長が私の顎を軽く掴み 「ねぇ……
Last Updated : 2026-02-09 Read more