บททั้งหมดของ 雪と共に消えた: บทที่ 21

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第21話

別荘に戻った頃には、すでに深夜だった。屋敷の灯りは消え、暖炉の熾火だけが微かに揺らめいている。ローテーブルの中央に安置された骨壺は、炎の光を受けて妖しく、そして寒々しい輝きを放っていた。蓮は車椅子を押し、暖炉の前へと進み出る。懐から取り出したのは、黄ばんだ和紙の束。かつて琴音の平癒を祈り、霊峰にて自らに課した一千巻の写経だ。「嘘つきだ……全部、嘘っぱちだ……」蓮は譫言のように呟きながら、経文を一枚ずつ破り捨て、火鉢へとくべていく。炎が墨痕を舐め尽くし、それと共に彼の前半生という名の、あまりに滑稽な茶番劇をも吞み込んでいく。深情けだと思い込んでいたそれは、実は愛する者を突き刺す凶器であり、自らの血肉さえも殺める刃だったのだ。炎の照り返しが、老いさらばえた絶望的な表情を浮かび上がらせる。最後の一枚が灰になるのを見届け、蓮は骨壺を抱きかかえると、車椅子を操って外へと出た。今夜の帝都は、世界を埋め尽くさんばかりの大雪に見舞われている。彼は不自由な体を引きずり、あの箱を抱え、たった一人で霊峰へと向かった。彼がどうやってそこへ辿り着いたのか、知る者はいない。そこは八年前、彼が大雪の中、初音のために御守りを乞い求めた場所だった。蓮は車椅子から転げ落ち、骨壺を胸に抱きしめたまま、雪の中を少しずつ、少しずつ這い進んでいく。膝と肘から滲み出した鮮血が、純白の雪原に鮮烈で痛ましい紅の痕跡を描き出す。「……赤ちゃん。パパが、御仏の御許へ連れて行ってやるからな」「昔は、パパが間違っていた……今度は、命を懸けて償う。君と、ママに捧げるから……」寒さが体温を奪い、四肢の感覚が遠のいていく。蓮は冷たい石灯籠に背を預け、震える手でコートを広げると、骨壺を自らの心臓に押し当てるように抱き締めた。意識が遠のく中、彼の眼裏にあの冬の景色が蘇る。白いダウンコートを着た初音が、梅の木の下で手招きしている。「蓮、雪が降ってきたよ。帰ろう」「ああ……帰ろう……」蓮の口元に解脱のような笑みが浮かび、ゆっくりと瞼が閉じられた。降りしきる雪が、やがて彼の蜷局を巻いたような体を覆い尽くし、この世に生を受けることのなかった子供と共に、白亜の彫像へと変えていった。……翌朝、作務を行う僧侶が、石灯籠の下で凍死して
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