翌日、マリアネラは朝食を終えると、話がしたいとチェセルに声をかけた。彼はふたつ返事で了承すると、1時間後に部屋に向かうと言ってくれた。 マリアネラはメリーに頼んでお茶を用意してもらい、チェセルを待つ。彼は時間より少し前に来てくれた。「珍しいな、マリアネラ。話とは?」「両親に送るものの相談をしたいと思いまして。食事は質素と聞きます。それがどの程度のものか、私は分かりません」 マリアネラの言葉を聞き、チェセルは顎に手を添え、考える素振りを見せる。「ふむ、両親の食事の心配か。お前は劣悪な環境にいたと聞いた。その手の心配をするのも、無理もない。参考までに聞くが、どういう生活だった?」「人間の暮らしはできませんでした。牛や豚のほうが、上等なものを食べていたように思います。私達に出されるのは、悪臭がする上に、虫やゴミが浮いたお粥のようなものでした」「そんなに酷かったのか……」 チェセルは顔をしかめながらお茶を飲み、話を聞こうと前のめりになる。「はい。お風呂に入ることもできません。お風呂の代わりに、井戸水を掛けられます。私は、井戸水を掛けられる時に口を開けて、必死に飲みました。それと、雨漏りもひどく、雨量も多いので、雨水も……」 当時の生活を思い出し、気分が悪くなる。だからこそ、両親が心配で仕方がない。彼らが虫やゴミが浮いたものを食べさせられていたらと思うと、胸が張り裂けそうだ。「なるほど、ここに来たばかりの頃、ひどく痩せていると思ったが、水だけの生活だったのか。お前が両親を心配したくなるわけだ。安心しろ。彼らはそこまで酷い食事ではない」「そうなんですか?」「パンとスープだと言っていた。それと、豆を数粒。お前よりはマシだろう」「よかった……。けど、それだけではきっと足りないでしょう。心の余裕もなくなってしまいます。手紙の他に、ちょっとした食べ物を渡してもらえることは可能でしょうか?」「ポケットに入るサイズなら、問題ない。それと、匂いを封じやすいもの。できるだけ小さいものがよいだろう」「
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