บททั้งหมดของ 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する: บทที่ 11 - บทที่ 15

15

何もない村と盲目の少女――2

 リリアナさんの家に戻り、しばらくゆっくりとさせてもらった後、夕食の時間になった。 チャーリーは客室に残り、僕とクルシェはダイニングへ行った。「すみません、こんなものしか出せませんが……」 リリアナさんが豆と芋がごろごろはいったスープと小さなパンをテーブルの上に置いた。「いえ、十分すぎるくらいです、ありがとうございます」「とてもありがたいです。うん、おいしそうだ」 クルシェと僕がお礼を言ってから、食事を始めた、 温かいスープをふーふーと冷ましながら食べていると、向かい側に座る盲目の少女がパンをスープに浸しながら声をかけてきた。「ねぇねぇ、旅の話を聞かせてよ、いろんなところに行ってるんでしょ?」「旅かぁ、そうだなぁ……」 僕はご飯を食べながら、今までの旅で体験したことを語った。 楽しかったことより苦労したことのほうが圧倒的に多いが、そういうことは話さずに、子供が興味を持ちそうなことだけを話した。 人の言葉をしゃべる植物の話とか、赤い海の話とか ある森で見目麗しいエルフに会ったこととか、ある雪の町でゴーストアップルというリンゴの形をした氷の塊を見た話とか、精一杯頭の中で面白そうな話題を探して喋った。 気づいたらご飯を食べ終えていた。盲目の少女は僕の長話を聞いているうちにうとうととし始め、とうとうすーすーと寝息を立ててしまった。「あらあら……よいしょっと」 リリアナさんは少女を負ぶって、寝室の方へ行った。 クルシェも「眠くなってきました……」と言って、客室の方へ行った。 長い間、しゃべり続けて疲れたので、ふぅと一息吐いて、お茶を飲んでいると、リリアナさんが戻ってきた。「フェイをベッドで寝かせてきました」「お疲れ様です」「そちらの方こそ、お疲れ様です、あ、お茶のお替り、いりますか?」「あ、では、お願いします」 リリアナさんがキッチンの方へ行き、急須持ってきて、僕の湯飲みにお茶を注いでから、僕の向かい側の席に座った。「ありがとうございます」「いえいえ……ところで、ごめんなさいね、旅人が珍しいものだから、あの子、はしゃいじゃって」「いえ、久しぶりにこんなに人と話せて、僕も楽しかったです」「そうですか? ならいいのですけど……」 とリリアナさんも自身の湯飲みにお茶を注いで、丁寧に両手で湯呑を持って一口すすった。「それにして
อ่านเพิ่มเติม

悪人がいない町と赤髪の美男子――1

 今日も二人乗りで自転車をこいでいると、前方に町らしきものが見えてきた。「あそこは悪人がいない町と呼ばれているらしいわ」  とチャーリーが言うと、荷台に乗るクルシェが見るからにテンションが上がった。「悪人がいない町……なんだかすごいよさげなところですね!」「本当に悪人がいなかったらね……でも……」「でも?」 僕がチャーリーに訊くと、彼は少し間をおいてから、「いや、悪人ってどういう人のことを言っているのかな……と思ってね」 たしかに、悪の定義は明確でないし、人によって何を悪とするかは違うだろうから、悪人のいない町とだけ聞いても、いまいちイメージできないよな。 まぁ、そもそも、あくまで悪人がいない町と呼ばれている、というだけの話だから、実際のところはどうかわからないか。「そこについては行ってみないとわからないな」「そうね、それを確かめるためにも早く向かいましょう」 とチャーリーも言ったことだし、僕はペダルに乗せた足に力に力を入れ、先へ急いだ。 そして数十分後、町の入り口の前まで来て、自転車を降りたとき――「おっ、その珍妙な乗り物は……もしかして、テルとチャーリーじゃないか? おーい!」 突然、後ろから声をかけられた。 振り返ると、なんかものすごいイケメンがこっちに向かってきていた。 ……と思ったら、知り合いだった。 180センチを優に超える長身、手足が長くてスタイル抜群、燃えるような赤い髪、湖のように澄んだ青色の瞳、彫りの深い顔立ち……相変わらず、むかつくくらいルックスがいいな、こいつは。「おいおい、なんだよ、テル、その反応は、俺のこと忘れたのか? 寂しいじゃないか」 と僕たちの前まで足早に来ると、彼は言った。「いや、覚えてるよ、キラン」 キラン・グールディング。 僕と同じ旅人だ。最初に出会ったのは一年くらい前、最後に会ったのは半年前くらいか? かなり腕の立つ剣士で、勇者のパーティに誘われたこともあったとかなんとか。でも、ずっと旅人として各地をぶらぶらと放浪しているやつなので、その誘いは断ったんだと思う。なんでかはわからないが……。「チャーリーも久しぶりだな」「ええ、ほんと久しぶりね……ところで、あなた、さっき、あたしのこと珍妙な乗り物とか言わなかった?」 とチャーリーが怒気を含んだ声で言うと、彼は素知らぬ顔をし
อ่านเพิ่มเติม

悪人がいない町と赤髪の美男子――2

 宿へ行くことにしたのだが、当然、初めて来た町なので僕たちはその場所を知らない。 ということで、僕たちは通りがかった人に場所を訊くことにした。「この町は川を境に、北側と南側に分かれているんだけど、宿は橋を渡って、北側の方へ行くと、一軒だけあるよ」「ありがとうございます」 僕はお礼を言ってから、自転車を押して歩きだす。キランとクルシェも後ろからついてくる。 そしてまずは橋を渡って、北側に着いたのだが……「テル? さっきから三十分くらいグルグルしているんだが、迷ったんじゃないか?」 とキランが肩をすくめて、言う。「どうやらそのようだ」「おいおい、しっかりしてくれ」 しかたないだろ、土地勘ないんだから。 ていうか、お前だって、宿の場所わからないだろ。 と思っていると、老紳士というかんじの風貌をした男性が声をかけてきた。「どうしました、何か困っているように見えますけど」「あ、すみません、宿屋の場所がわからなくて」「あ、宿屋なら……いえ、そうですね、私がそこまで案内しましょう」 その老紳士についていくこと数十分後、宿屋の前に無事たどり着いたので、僕たちはお礼を言ってから別れた。「この町、ほんと親切な人ばかりですね」 とこの場から離れていく老紳士を見送りながら、クルシェが言うと、キランが眉根を寄せて、なにやらつぶやいていた。「おかしい、絶対に……ありえない……」 耳をよくすますと、そう言っているのが聞こえた。 声をかけようかと思ったが、なんだかそうしづらい雰囲気だったのでやめておいた。 なにがおかしいかはわからないけど、そのうち彼の方から話してくれるだろうと、そう考えることにした。 宿屋に入って、部屋を手配してもらい、用意された三階の客室に着くと、僕は荷物をそこら辺に置いてベッドに倒れこんだ。「お疲れですか、ご主人様?」「ああ、うん、ちょっと眠らせてもらうね」「わかりました、夕飯の時間になったら、起こしますね」「頼む」 目が覚めた。 ぐーぐーとチャーリーのいびきが聞こえる、彼も寝ているようだ。 起き上がり、クルシェの方を見ると、彼女は編み物をしていた。彼女は暇なときああやって防寒具を編んだりぬいぐるみを編んだりしている。「あれ、キランは?」 部屋の中を見渡すが、あいつの姿がない。「クルシェ、どこ行ったかわかる?
อ่านเพิ่มเติม

悪人がいない町と赤髪の美男子――3

 ニット帽のような帽子をかぶった子供――中性的な容姿だけどたぶん服装的に男の子――が、橋のへりでモンスターに足を掴まれていた。「チャーリー!」「わかってるわ」 僕が彼の名を呼ばなくても、彼はもうとっくに魔法を詠唱しようとしていた。「シンティラ!」  チャーリーがそう唱えると、バチバチと音を鳴らす電気の塊がモンスターの方へ向かっていった。 そのモンスターは子供の脚から手を放し、間一髪で避けて、再び川の中へ入っていく。 魔物の手が離れた子供は、こちらに一目散に逃げてきた。「怪我はない?」 と訊くと、その子は体を震わせながら、こくこくと頷いた。「もう大丈夫、僕たちがなんとかするから、巻き込まれないように遠くに離れていて」「う、うん」 その帽子をかぶった子は走り去っていく。「よし、俺たちも加勢するぞ!」 と僕たちの後ろにいた町民たちが前へ出ようとする。「いや、いいんで、後ろで見守っていてください!」 と僕が叫ぶが、町民たちは言うことを聞かなかった。「いや、少しでも多い方がいいだろ」「私たちにだって、できることが――」 と言いながら武器を構える町民たちに、チャーリーが声を張り合げた。「あんたたちが来ても、邪魔! 離れたところにいなさい!」」 明らかにイラついているのがわかる声。 さすがの町民たちもその剣幕に気圧されたようで、彼らはようやく言うことを聞いて、後ろに下がってくれた。 町民の集団と、先ほどモンスターに襲われていたニット帽の子が十分に離れたのを確認して、僕は再び橋の方へ体を向けた。 先ほどの半魚人的な見た目のモンスターが、川から頭をだして、橋の下まで泳いできているのが見えた。 そして、橋脚からよじ登って、そいつは橋の上まで来た。「さっき、魔法を使ったのは、その奇妙な乗り物か?」 とそのモンスターは喋った。「奇妙ってなによ、失礼ね、あんたの方こそ変な姿じゃない、なんていうモンスターかは知らないけどさ」 とチャーリーが言った後、モンスターの立つ地面に魔方陣が広がった。「イプピアーラ、それが俺の名だ、覚えておけ……グラキエス!」 敵が詠唱すると、つららのような形の氷が放たれる。 それはチャーリーに直撃したが、ほぼ無傷。わずかに傷ついた箇所も自動修復のスキルによって瞬時に元通りになった。「嘘だろ!?」 モ
อ่านเพิ่มเติม

悪人がいない町と赤髪の美男子――4

 魔法で人形を操っている人物が誰かわかった僕たちは、そいつを探すが、酒場にいなかったので、店の外に出た。 店を出て少し先にある、広場のベンチにそいつはいた。「な、なにか、用ですか?」 ニット帽をかぶった男の子が、緊張した面持ちで、言う。 イプピアーラに襲われていた子だ。「君だよね、人形を動かしているの?」 僕が言うと、その子の瞳が大きく開いた。 こんな子供がこの町の全ての人形を操るほどすごい魔法を使っているなんて、にわかには信じがいたが、そうとしか考えられない。 他の町民たちは命の危険を顧みずにモンスターと戦おうとしていたし、僕たちの戦いを決着がつくまでずっと見守っていたけど、この子だけは町民たちの後ろでびくびくと怯えていた。 この子だけが、他の民と――人形たちと、明らかに性格が違った。「バレちゃいましたか……そうです、この町の人たちはボク以外みんな人形で、ボクが魔法で動かしていました」「なんでそんなことを……」 と僕が訊くと、そのニット帽の子は卒業アルバムを見ているかのような表情で、「少し、昔のことを話さないといけないですね、それを説明するためには」 彼はゆっくりと過去を語り始めた。「ボクは昔、この町の人たちにいじめられていたんです、みんなと違っていたから……」「違っていた?」 彼の姿をよく見てみるが、他の人と比べて、特別変わった点などないように感じる。 僕が疑問に思っていることが伝わったのか、彼は苦笑して、「これです」 と言って、帽子を脱いだ。 露わになったその子の頭には猫耳のようなものがついていた。「獣人?」「はい、父が人間で、母が獣人だったんです。父も母も病気で死んで、この町に獣の耳がついている人が僕しかいなかったので、それで迫害を受けて……僕に悪口を言ってきたり、暴力をふるってきたり、僕だけ税金を多くとってきたり、そういうことをたくさんされました……」 僕の問いに、苦しそうに彼は答えてくれた。「この町では珍しかったのかもしれないが、場所によってはたくさんいるけどな」「あたしの故郷でも、別に珍しい存在じゃなかったわ」「私の生まれ育った国にも多くはないですけど、少なからずいました」 とキラン、チャーリー、クルシェが言うと、猫耳の少年は、顔を明るくした。「そうなんですか、それを聞いて、少し安心しました」
อ่านเพิ่มเติม
ก่อนหน้า
12
สแกนรหัสเพื่ออ่านบนแอป
DMCA.com Protection Status