Share

何もない村と盲目の少女――2

Penulis: 桜森よなが
last update Tanggal publikasi: 2026-06-24 05:38:37

 リリアナさんの家に戻り、しばらくゆっくりとさせてもらった後、夕食の時間になった。

 チャーリーは客室に残り、僕とクルシェはダイニングへ行った。

「すみません、こんなものしか出せませんが……」

 リリアナさんが豆と芋がごろごろはいったスープと小さなパンをテーブルの上に置いた。

「いえ、十分すぎるくらいです、ありがとうございます」

「とてもありがたいです。うん、おいしそうだ」

 クルシェと僕がお礼を言ってから、食事を始めた、

 温かいスープをふーふーと冷ましながら食べていると、向かい側に座る盲目の少女がパンをスープに浸しながら声をかけてきた。

「ねぇねぇ、旅の話を聞かせてよ、いろんなところに行ってるんでしょ?」

「旅かぁ、そうだなぁ……」

 僕はご飯を食べながら、今までの旅で体験したことを語った。

 楽しかったことより苦労したことのほうが圧倒的に多いが、そういうことは話さずに、子供が興味を持ちそうなことだけを話した。

 人の言葉をしゃべる植物の話とか、赤い海の話とか ある森で見目麗しいエルフに会ったこととか、ある雪の町でゴーストアップルというリンゴの形をした氷の塊を見た話とか、精一杯頭
Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi
Bab Terkunci

Bab terbaru

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   チャーリーの前世――3

     テトラに告白された次の日、あたしはライオットを夜の学園の中庭に呼び出した。 もうとっくにすべての講義が終わってる時間なので、ここにはあたしと彼以外誰もいなかった。 「話って、なんだよ」 ズボンのポケットに両手を突っ込んで、神妙な顔で彼は言う。 あたしは、なんて切り出そうか迷った。 十秒くらい迷った末に、もう単刀直入に言うことにした。「ライオット、あたしは、あなたが好き、なの……」 彼はそれを聞いて、目を閉じて、しばらく黙り込んだ後、ゆっくりと目を開いた。「なぁ、それは、友達として好き、ていうわけでは、ないんだよな」「ええ、恋愛の対象としての好きよ、同性同士だけど、でも、あたし、この気持ちを抑えられないの……」「そうか……」 そう言って、彼は空を見上げた。だけど、すぐに顔を元の位置に戻して、あたしを真っすぐに見つめた。「すまん、実は俺、フィオナと付き合っているんだ」「え……」 ガツン、と頭を鈍器か何かで殴られたような気がした。 断られることは予想していたけど、それは想定していなかった。「い、いつの、まに……」「お前との勉強会にフィオナを連れてきたことがあったよな。実はあの時にはもう、彼女と付き合っていたんだ」 そんな、あの時点で、付き合っていただなんて。「これは俺の落ち度だ。ほんとはもっと早く言っておくべきだった。でも、あの四人でつるむのは居心地が良くてさ、俺とフィオナが付き合っているって知られたら、今までの関係が壊れてしまうんじゃないかと思うと、怖くて言えなかった。でも、それは間違っていたな……」 あたしは、何も言えなかった。ただ、彼とフィオナがあたしの知らない間、ずっと付き合っていたということがショックで、それで頭がいっぱいだった。「そういうことだから、お前のことは、いい親友だとは思っているけど、恋愛対象としては、見ることができない……悪いな」 最後にそう言って、彼は気まずそうに、あたしの目を直視せず、去っていった。 あたしはしばらくその場を動けなかった……。 それから、あたしとライオットとフィオナとテトラの四人は、なんだかぎくしゃくしてしまった。あれほど仲良かったのに。 別に喧嘩するというわけではないが、依然と同じように皆会話ができなくて、どこかよそよそしくて、講義も以前はみんな近くの席で受けていたのに、ラ

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   チャーリーの前世――2

     公国の魔法学院に入学するには生徒か先生にまず推薦されないといけない、その後、実技試験と筆記試験を受けることになる。 あの時、図書館で出会い、恋した彼――ライオットに、あたしは推薦されて、入学試験を受けることになった。 実技は初級の魔法が使えるかどうかのテスト。 使えさせすればよくて、どれだけ威力が低かったり、魔法の効果範囲が狭くても、魔法が出せれば基本的には合格点がもらえる。 筆記のテストは読解力と数的思考力のテスト。 魔法使いは頭が良くないとなれない。 魔法書は難解で、中級、上級と上がるにつれて、さらに内容が難しくなっていく。上級魔法について書かれた本は教授陣でさえ、理解している人は少ない。だから魔法書を読み解ける能力が必要なのだ。 また、魔法は使用するときに魔法式を計算しないといけない。しかも魔法を使うときはその計算を頭の中だけでやらないといけない。 だから魔法使いには数的思考力が必要なのだ。 受験した結果、あたしは実技も筆記も両方満点だった。 両方満点を取った生徒は、学費が全額免除される。 晴れて合格したあたしは、魔法学院のキャンパス内にある寮に入ることにした。公国の辺境の方に住んでいる人か他国から来た人が基本的には寮に住む。あたしは自宅から通える範囲だったけど、あれから両親とは少し気まずくなってしまったから、学院にお願いして寮に入れてもらえることになった。入試の成績が良く無かったら許されなかったと思う。 この学院は男子と女子で制服が分かれているのだけど、あたしは女子の制服を着ていた。これも学院側に特別に許可をいただいている。 ちっちゃいころはともかく、あたしはだいぶ成長して顔つきも体も男らしくなってきたので、見るからに男が女装している、とわかるような姿になってしまった。 そのため、あたしはやはりほとんどの人から良く思われていないようだった。 と言っても、子供の時みたいに、露骨にいじめられることはなくなったが。でも、こそこそと悪口を言われることはよくあった。 その日も、あたしは陰口を言われていた。 入学してから早半年。 一週間前に行われたテストの成績の上位50名が記載された紙が、本棟の一階にある学内掲示板に張り出されていた。 一位の欄にあたしの名前が書かれていた。 「おい、またあいつが一位なのか?」「本当に一位だ

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   チャーリーの前世――1

     チャーリーの前世の墓を見た後、僕たちは宿屋へ行き、客室に入った。 すると、チャーリーが話したいことがあるというので、僕は椅子に、クルシェはベッドに座って、聞く姿勢を取った。「いつかはあたしの前世について話さないといけないとは思っていたんだけど……これがいい機会ね、ちょっと長くなるかもしれないけど、聞いてほしい、あたしの前世、マグレガー・リガルディーの物語を」 そして、彼は語り出した――* * * あたしはすごい裕福ってわけではないけど、かといって貧乏では決してない、普通の家庭に生まれたわ。基本的に両親は優しかったし、生活するのに不便は特になかった。 だけど、あたしの母親には、少々困ったところがあった。「ねぇねぇ、これ、着てみてよ」 買い物から帰ってきたばかりの母が、リビングで袋から服を取り出す。 それは白いフリルがついたスカートだった。 あたしは男なのに……。 母は女の子が欲しかったらしくて、一人息子のあたしに、女の子用の服をよく着せようとした。「これ、女の子の服だよね、僕、男、なんだけど……」「あ、そう……やっぱり、嫌よね……」 と母が悲しそうな顔をするので、あたしは慌てて、「あ、着るよ、実はちょっと興味があったんだ」「そう、嬉しいわ」 それから、あたしは女の子の格好をするようになった。 母が喜ぶので、あたしは一人称も僕からあたしに変えて、口調も女の子っぽくした。 はじめはそれは単に母を喜ばせるためのものに過ぎなかった。だけど、だんだんそれがあたしの中で自然になって、いつのまにか自分は男であることに、違和感を持つようにすらなってしまった。 そんな女みたいな振る舞いをしているから、あたしはいじめられていた。「おい、なんでお前、そんなかっこしてんだよ」「お前、男だろ、話し方もなんでそんな女みたいなんだよ」「きめぇな」 公園で、殴る、蹴る、の暴行。一人で砂場で遊んでいたのに、近所の悪ガキ三人があたしを見つけると、攻撃をしに来た。「おい、見ろ、こいつ、パンツまで女のやつはいてるぜ」「いやぁ、やめてぇ」 スカートをめくられ、下着を晒される。 抵抗しようとするも、三人がかりで拘束され、抜け出せない。 あたしが泣き叫んでも、やめてくれない。 ぎゃはははとただ笑ってるだけ。 他の人たちに目で助けを求めるが、すっと視

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   魔法都市シャリア――2

    「ねぇ、今、もしかしてこの乗り物がしゃべった? すごいわね、こんなに自然に喋らせる魔法が使えるんだ」 とこちらに来た運び屋の女性が言う。髪が赤毛で顔にそばかすのある女の子だった。「で、なにを運んでほしいの? あ、人もひとりまでなら乗せてあげられるわよ?」「いや、あたしたちは乗らない。この荷物をアリアナの宿屋まで運んでほしいんだけど」 と僕が手に持っている荷物の方へ、チャーリーが視線を向ける。「いいわよ、ちょっと待って。今、荷物を箒に括り付けるから」 と言って彼女は背負っていたバッグから丈夫そうなひもを取り出す。 その時だった。「おーい、ちょっとちょっと!」 と白い鎧をつけた騎士がこちらに駆けつけてくる。「君、さっき、法定速度を違反していたよ」「え、そ、そんな、久しぶりに、依頼が来て、ちょっと舞い上がっちゃって」「言い訳してもダメ、二点減点ね」「そんなぁー、免許の更新あと一か月後だったのに! アダマンタイトクラスの運び屋だったのにぃぃぃ、ミスリルクラスになっちゃうぅ!」 とその運び屋は頭を抱えていた。 それを見ていたチャーリーが僕に言う。「……違う人に頼みましょうか」「そうだな」「ちょっと、ちょっとーー! なんでよー!」 と抗議してくるが、僕たちは無視した。「あそこにいる人はどうだ?」「あれはダメよ、よく見なさい、箒にひよこマークを付けてるでしょ?」「ひよこマーク?」「運び屋になってから一年経ってない者はあれをつけないといけないのよ」 と僕たちが会話しているところに、先ほどの運び屋が割って入ってくる「ちょっと、話を聞きなさいよ、私でいいじゃないの私で―!」「でも、ミスリルクラスになったんだろ?」「まだアダマンタイトクラスよ、まだ!」 でも、一か月後はミスリルクラスになっているんだろ? とは思ったけど、言わないでおいた。 それからもしつこくその運び屋は自分をアピールしてくるので、結局その運び屋に運んでもらうことにした。 荷物を箒に括り付けた後、その運び屋は空を飛んでいった。 大丈夫かな……と思っていると、先ほど彼女を注意した騎士団の人が声をかけてきた。「見慣れない乗り物がありますけど、あなたは旅人ですか?」「ええ、そうですけど」「運び屋には気を付けてくださいね、最近、運び屋の起こす事故が増えているん

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   魔法都市シャリア――1

     老人しかいない村を出て、野宿をしながら三日間、自転車で移動した。 そして、着いたのが、ロスガヘレル公国の領内にある町――魔法都市シャリア。 この町は生活の様々なところで魔法が活用されているらしい。 門番からの許可を得て、門をくぐると、そこには、転移する前の僕が期待していたような異世界の光景が広がっていた。「おお……」 と思わず、感嘆の声を上げてしまう。 レンガ造りの家が点在していて、遠くには瀟洒な城のような建物や大きな時計台や教会の鐘が見える。往来では全体の半数くらい獣の耳をつけた人達が歩いていて、空では、魔法使い風の格好をしている人達が箒に乗って飛行していたり、どういう原理かはわからないが、色とりどりの花々が浮かんでいたりする。 「これだよ、これ、僕はこういう異世界を望んでいたんだよ」「はしゃぎすぎよ、こんくらいで」 と、チャーリーが我が子を叱るような感じで言ってくる。「わー、すごいです、空を飛んでる人がこんなにいますよ、ご主人様!」 クルシェが目をキラキラさせてあっちを見たり、こっちを見たり、と忙しない。「まったく、あんたたちは……これだから田舎者は嫌だわ。あたしまで変な目で見られちゃう」 そうは言っても、どのみちお前がいる時点で変な目で見られると思うけどな。 実際、さっきから遠巻きにチラチラと自転車の方を見ている人たちがいるし。「見てください、空に花が浮かんでいます!」 とクルシェがチャーリーを見ながら、空の花々を指さす。「フライフラワーね、この町の名物よ、魔法の力で浮いているわ」「チャーリー、あれはなんだ、町の中をなんかキャスターが下についた小屋みたいなのが移動しているが」「あれは自動移動式トイレね」「え、あれ、トイレなのか?」「ええ、男用と女用、それぞれ数十個はあるトイレが町を巡回しているわ。急にお手洗いへ行きたくなってもたいていは近くにあるからとても便利よ」 確かによく見ると、小屋の入り口の上にこの世界の男子トイレのマークである赤色の棒人間が描かれている。「あ、あんたまた女子トイレに入るつもりじゃないでしょうね?」「……入らないよ」 と言うが、チャーリーは依然として猜疑心に満ちた視線を送ってくる。 実はこの異世界では、男性は赤色で女性は青色というイメージがあるから、トイレの色が日本にいたときと逆で

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   老人しかいない村と誰も知らない英雄――3

     目的地である洞窟に着いて、僕たちは中に入った、そこは大人が数人くらい入っても余裕なくらいの広さで、スペース的には全く問題なかったのだが、「暗いわね」 とサフィラさんが四方を見て、僕の思ったことを代弁してくれたかのように言う。「安心してください、自転車のライトが点くんで」 僕がそう言った直後、ママチャリに着けられていたオートライトがパッと点灯して先を照らした。「多少ましになったけど、これじゃあ物足りないわね……」 チャーリーがそう言って魔法陣を展開させる。「イルミナ!」 そう叫ぶと、自転車のフロントバスケットの上らへんに、サッカーボールくらいのサイズの光る球体が現れて、一気に辺りが明るくなった。「これなら安心して進めるわ」 とサフィラさんが進んでいくので、僕も自転車を押しながらついていく。 モンスターがいないか周囲を警戒しながら歩いたが、不思議と一体も出くわさなかった。 奥に強力なモンスターがいるという話だからそいつを恐れてここには寄り付かないのかもしれない。 そのまま三十分くらい歩いて、ついに例のモンスターと出くわした。「ようやく来たか……遅いぞ。もう腹ペコだ」 とそのモンスターは横たえていた体を起こす。 筋骨隆々とした巨躯の、目が1つしかないモンスターだった。その右手には、木製の棍棒のようなものが握られている。 僕がいた世界のファンタジー作品とかに出てくる、サイクロプスというモンスターに似ている。確か元はギリシャ神話に出てくる怪物かなんかだったかな。「ん……? よく見れば、お前べリックじゃないな、他にもメスが一人、あとなんか変なのがいるな……まぁいいや、お前らが代わりに貢物をくれるのか?」「変なの……それ、まさかあたしのこと?」 チャーリーから殺気のようなものを感じるが、とりあえずスルーして、モンスターの問いには僕が答えた。「いや、貢物はない、べリックさんも僕たちももう持ってくるつもりはない」「あ?」 ピキキッとこめかみに青筋を立てるモンスター。 チャーリーが先ほどのあいつの発言に怒っているようで、煽るようなことを言う。「食料くらい自分で取りなさいよ、まさかあんた、食い物も自分で取れないわけ?」「お前ら……今まで食料を届けてくれたから見逃していたが、もう怒ったぞ。まずお前らを殺して、その後、村へ行って皆殺しだ

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   誰とも仲良くなれない町――2

    その日の夜、僕は自転車に乗った状態で、町の大広場の中心辺りにいた。 人通りはない。 街灯がいくつかついているだけなので、光は少ない。遠くの家々も明かりを消しているようで窓の向こうが真っ暗だった。 この状況でここにいたら、モンスターはこちらに来るはず…… なのだが、 「なかなか来ないわねー」 ふわぁ、とあくびをするチャーリー。 こいつは不思議なことに、人間と同じように、夜になったら眠くなり、睡眠をとる、人間とちがって、そんなに睡眠をとらなくても大丈夫らしいが。 「油断大敵だ。そういうときに敵は来るもんだ」 と言っているとき、何か物音がした。 上空の方だ。

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   誰とも仲良くなれない町――1

    「テル、もうすぐ町につくわよ」 と乗っているママチャリの方から声が聞こえる。 この自転車、なんとしゃべるのだ。 二年前、異世界に転移したのだが、そのときこのママチャリごとこっちの世界へ来てしまった。 元々は普通の自転車だったのだが、なぜかこの世界に来た途端、人間みたいに意志を持ち言葉を話すようになったのだ。「前方にモンスター発見」 とママチャリが言う。 数十メートル先に、角が額に生えたウサギ――アルミラージがいる 一見かわいらしいが、かなり狂暴で、人を見るやいなや襲い掛かってくる危険なモンスターだ。「で、どうするの?」「このまま轢こう」「わかったわ」 モンスターがこち

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   不幸な人がいない村――3

     翌日、朝早く目覚めてしまったので、散歩でもしようかとドアを開けようとしたとき、「なに、どこか行くの、あたしも連れて行きなさいよ」 とチャーリーが声をかけてくる。 先程までいびきをかいていたので、ついさっき起きたみたいだ。「うーん……なんですか、ご主人様、一人でどこへ行くつもりですか……私も行きます……」 クルシェもまぶたをこすりながら、ベッドから起き上がってくる。「散歩に行くだけだよ、二人も行く?」 はい、と二人とも返事をしたので、クルシェが顔を洗って、着替えるのを待ってから出発することにした。 一階に降り、玄関へ向かうと、モップで床を掃除しているあの従業員に出くわした。コ

  • 最強のママチャリに乗って美少女と一緒に異世界をのんびりと旅する   不幸な人がいない村――2

     それから五分ぐらい歩いて、宿に着いた。 受付で宿屋の主人に部屋が空いているか聞くと、二人用の部屋と一人用の部屋がそれぞれ一つ空いていると返答が来た。「どうしようか、やっぱり、クルシェとは別々の部屋の方がいいよな……」 金銭的なことを考えると同じ部屋にしておきたいんだけど……。「え、同じでいいですよ、お金、もったいないじゃないですか」「そう? クルシェがいいならそうするけど……」「なに、同じ部屋だとあんた、なんかするの?」 とチャーリーが訝しんだ声を発する。「いやいや、まさか……」 と顔の前で手を左右にぶんぶんと振る。「追加料金を払えば、夕食と朝食をつけられますが、どうし

Bab Lainnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status