14時過ぎ。 昼飯を食べ終えた俺たちは、午前中のボーリングの話で盛り上がっていた。「オレら、Aチームの圧勝だったな」 大地が得意げに言う。「ウチらBチームも結構追い上げたと思うけど?」 小松が言う。「紫音が足引っ張んなかったらお前ら、勝てたんじゃね?」 ノブがからかうように言う。 そんな会話の中、俺はうわの空だった。(……なんであんなことしたんだ俺)(てか、いつ洗濯してもらったっけ?)「紫音どうした?ボーッとしてさ」 ナオが尋ねる。「……いや、別に」「黒川くん、顔赤いよ?」 白石が顔を覗き込んでくる。「……ッ!」 慌てて顔を背けようとして、また腰に鈍い痛みが走る。「……いっ」 みんなが一斉に俺を見る。「……ははっ、ちょっと便所行くわ……」「女子の前でお前その言い方」 ナオがやれやれと言った感じで言う。 クスクスと笑うクラスメイト達。「……うるせぇ」 誤魔化すように席を立つ。◻︎◻︎◻︎ みんなから離れ、トイレの個室内。「……ヘクシュッ」 大きなクシャミが出る。 時計から、ログチーが話しかけてくる。「シルバー、風邪ひいたんじゃない?」「……ログチー、何か服出せ。寒い」 震えながら言う。「シルバーになっちゃうけどいいの?」「……ほんと肝心な時に役に立たねー!」「……ひどぉいー!」 ログチーが拗ねた声で呟く。 軽くログチーをあしらい、小さくため息を吐きながら、大地達の元に戻った。◻︎◻︎◻︎「お、戻ってきた」 大地が言う。「今からどうする?」 ノブが言う。「私たちは今からショッピングしに行くよー」 立石が言う。「……そうなんか」 大地が残念そうに呟く。 白石が軽く微笑みながら、「ありがとう……誘ってくれて……」 大地がソワソワしているのにも気づかず、ナオが返す。「俺らのほうこそ楽しかったし、ありがとな」「黒川がごめんなー!また一緒にやろうぜ!」 ノブが言う「黒川くん、寒そうだし、風邪ひかないでね?」 白石が別れ際に言う。「…ああ、サンキュ。…へ、ヘクシッ」 大地達が、やれやれといった顔をしていた。◻︎◻︎◻︎ 白石達と別れた後、時刻は15時になっていた。「……で、何するよ?」 ノブが言う。「……俺、帰るわ」「ヘクシュッ……」 大地がティッシュを
Última atualização : 2026-08-04 Ler mais