目で楽しませる
ダルバートにするためのコツをいくつか共有するよ。まず器選びから始めるのが自分の常套手段で、プレートやボウルの色や形が料理の印象を大きく左右する。白い深皿に盛ると色が映えるし、ざらついた陶器を使うと温かみが出る。ご飯は型で軽く押してドーム状にするか、平たく広げてベースを作ると見栄えが変わる。ダルは別の小さめの器に注いで、テーブルで少しずつかけてもらう演出にするとライブ感が出る。
具材の配置では色と質感のコントラストを意識している。緑色の青菜やハーブは皿の片側にまとめ、酸味の強いアチャールは反対側に置いて視覚的なバランスを作る。ホクホクのジャガイモ料理は中央寄りに、歯ごたえのある揚げもの(自分なら薄切りのフライドオニオンやカリッとしたパパドを立てかける)を高さとして利用する。表面に仕上げで透明感のある油やギーを少量垂らし、スパイスを軽く振ると照りが出る。彩りのアクセントには赤いピクルスや少量のザクロの粒を使うことが多い。
当日の運び方も気を配る。ポーションを揃えておくと並べるスピードが上がり、皿ごとに小さな説明カードを添えるとゲストの期待値が上がる。テーブルに並べる器は高さを揃えすぎないようにして、視線が動くように配置するのが自分の好みだ。料理自体は素朴だけれど、ちょっとした仕掛けや色の対比で映える一皿に変わる。最後に、盛り付けは遊び心も大事だから、何度か試して自分の“これだ”という一手を見つけてほしいと思う。