例文候補をいくつか挙げると "He felt ashamed", "He was mortified", "He was filled with remorse", "She was conscience-stricken" の順に強さが上がる。翻訳メモには原文の語調と人物の社会的立場を必ず書き留め、最終的には英語読者に自然な響きを優先して決めると良い。こうした基準で調整すれば、忸怩たる思いを違和感なく英語化できるはずだ。
例えば、重厚な長篇の心理描写で見られる "忸怩たる思い" を英語に直すとき、"He was overcome with compunction" や "She harboured a deep sense of self-reproach" のように、感情を抱く主体とその持続性を示す構文を選ぶと効果的だ。文体が古典的であれば 'contrition' や 'mortification' のような単語が雰囲気を高める。
具体的な参照例として、告白や贖罪が主題の作品では 'Crime and Punishment' 的な深い悔悟が要求される場面がある。そうした場合には単語選択だけでなく、文のリズムと句読点の置き方まで調整して、英語読者に同じ重さを伝えることを心がけている。