会社を辞めたフリをしたら、夫と姑が裏切りの共犯者でした
年末、大口の契約を成立させ、ボーナスとして10億円を手にした私は、会社から妊娠8ヶ月を理由に早めの産休を勧められた。
義母が「どうして仕事に行かないの?」と尋ねてきたので、私はソファに寝転びながら冗談めかして答えた。
「会社の業績が悪くてクビになったの。
これからは家でおとなしく夫を支えて暮らすしかないわね」
その瞬間、義母が腰にビシッと平手を飛ばしてきた。
「じゃあさっさと起きて洗濯とご飯の支度をしな!
妊娠したからって家でゴロゴロ白米を食べるつもりかい!?」
ちょうど帰宅した夫が義母を赤ちゃんのために用意した部屋に引っ張っていったが、私の胸には悲しみと不満が渦巻いていた。
この家族が一体どうなっているのか知りたくて、彼らがまだ知らない監視カメラを確認することにした。
けれど、そのカメラが映したのは背筋が凍るような数々の秘密だった。