王子様じゃなくてもいいですか?
高身長でスレンダーな女子高生.・新堂 凛。彼女はその見た目から"王子様"と呼ばれ、誰からも憧れられていた。
しかしそれは周囲の期待に応えるための仮面で、本当の自分を知る者は誰もいない。
そんな彼の前に、ある日突然現れたのは、謎めいた先輩・瀬戸夕貴。天然で小動物のように無邪気な夕貴に、凛は庇護欲から世話を焼くようになる。
しかし、夕貴にはとある意図があった――。
「王子様」であることに縛られてきた凛と、そんな彼女を面白がる夕貴。
ある出来事をきっかけに、二人の関係は大きく変わっていく。
それは友情か、それとも恋か。
"追いかける側"と"追われる側"が、今、逆転する——!