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ストロベリーフレーバーを好きの彼氏を捨てた

ストロベリーフレーバーを好きの彼氏を捨てた

気持ちが最も高まったその瞬間、ふと、何かが違うと感じた。 私・根元詩織(ねもと しおり)は身を起こし、明かりをつけた。ゴミ箱の中に、この家では一度も買ったことのないストロベリーフレーバーのパッケージが見えた。 私は彼氏に、どこから来たのかと問いただした。 彼は一瞬固まり、それから私を抱きしめた。 「先週、飲みすぎてさ。あのクソどもが無理やり押しつけてきたんだよ。 あいつらのこと、お前も知ってるだろ。普段からろくなことしない連中だ。嫌なら捨てればいい」 彼のキスが、また強引に降ってきた。 たしかに商売の場では、下品な冗談が飛び交うことも多い。 ここでさらに問い詰めれば、むしろ空気の読めない女として雰囲気を壊すだけだ。 終わったあと、彼はシャワーを浴びに行った。 私は寝つき用の音楽を流そうと、Bluetoothイヤホンを手に取った。 そのとき、不意に若い女の子の甘えた声が聞こえてきた。 「だから言ったじゃないですか、彼女、いちごアレルギーだからってそんな騒ぐことはないって。ほら、同じように気持ちよさそうに声出してるじゃないですか? わざわざ二人のために時間を計ってあげたんですよ。2時間23分だって。白野社長って、ほんと体力ありますね……」 私ははっと我に返った。 シャワーから出てきたばかりの彼を一瞥し、こう返した。 「私たちのために散財して盛り上げ役までしてくれるなんて、申し訳ないわね。いっそ直接来て、味わってもらえば?」
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兄と妹を偏愛する両親は、新年で僕を失った

兄と妹を偏愛する両親は、新年で僕を失った

たまご味のポテトチップス家族もの幽霊目線男性視点
僕、河内純一(かわうち じゅんいち)は三人兄弟の次男だ。家の中では、誰からも気にかけてもらえない「透明人間」のような存在だった。 パパとママは、兄と妹の誕生日を毎年丁寧にカレンダーに書き込んでいる。でも、僕の誕生日はいつも忘れられてしまう。 兄と妹はいつも、新しいおしゃれな服を買ってもらえる。僕の分の服が買い忘れられることは、よくあることだった。 正月の時期になると、兄と妹はお年玉をもらえるけど、僕は一度ももらったことがなかった。 パパの車が高速道路を走って、家族全員でおばあちゃんの家に帰省する日もそうだった。 外は氷点下で凍えるような寒さだった。そんな中、パパとママは僕をサービスエリアに残したまま出発してしまった。
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月を裁ちて傷跡を包む

月を裁ちて傷跡を包む

斉藤直斗(さいとうなおと)と結婚して七年目の年に、清水杏実(しみずあずみ)が彼とともに養子にもらった双子の子供が階段から転落して、緊急輸血が必要になる。 彼女は直斗が血液銀行に保存している予備血液の使用を求めたが、医者は首を横に振り拒否する。「申し訳ありません、直系親族間の輸血はできないのです」 杏実は一瞬呆然とした後に反論する。「主人と子供には血縁関係はありません」 すると医者はモニターを彼女に向けた。「システムでは、この双子の生物学的父親は直斗様、母親は下上麻紀(しもがみまき)と表示されています」 彼女が信じようとしないのを見て、医者は親子鑑定書まで調べ出した。「直斗様がこの双子の父親である確率は100%です」 白黒つけた書面は、杏実の目を赤く染めた。 「麻紀……」彼女は低く呟いた。 麻紀は斉藤家が資金援助をしている貧困学生であり、彼女が双子を養子にもらった孤児院の職員でもある女性だ。 かつて、麻紀は直斗にしつこく言い寄って彼を嫌悪させたから、すべての資金援助を打ち切らせた。 なのに今、彼女が養子にもらった双子が、直斗と麻紀の実の子だなんて!
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妻を男と間違えた夫。正体を明かして離婚する

妻を男と間違えた夫。正体を明かして離婚する

コスプレイヤーである清水明里(しみず あかり)は、松田穂花(まつだ ほのか)から、ある男性キャラクターのコスプレ依頼を受けていた。撮影のため、レストランで穂花の肩に腕を回してポーズを取っていたのだが、突然、頭からワインをかけられたのだった。 「その汚い手をどけろ!」 明里は言い返そうと思い顔を上げた。しかし、そこにあった怒りに満ちた鋭い眼光を見た瞬間、言葉を詰まらせる。 そこには、半年前から冷戦状態にある夫、清水正人(しみず まさと)の姿があったのだ。 そして今日は、二人の結婚5周年記念日。 半年もの間、明里はずっと正人から歩み寄ってくれるのを待っていたのに。 目の前にいる怒りで我を忘れている正人を見て、明里は思った。もしかして、冷戦状態に嫌気がさしたから、こんな荒療治で自分の気を引こうとしているのか? 明里は軽く鼻で笑うと、胸元に忍ばせてあるボイスチェンジャーを使用し、低い男性の声で揶揄うように言った。 「今日ここにわざわざ来たのは、ちゃんと話したかったから?」 しかし、明里が言い終える前に、正人は穂花を抱き寄せると、ナイフのように鋭い視線を明里に向けた。 「お前のことは半年前から知っているんだからな!お前みたいにアニメの格好で女に取り入るようなやつが、こんな純粋な穂花に近づくなんて。そんなこと俺が許さない」 どうやら、正人は目の前の相手が自分の妻だとは気づいていないらしい。 この男はただ、明里のことを「大切な人」に付きまとう、何処の馬の骨とも分からない男だと勘違いしてるのだ。
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情を断つ

情を断つ

私は佐藤慶太に丸十年間狂っていた。その狂いようといったら、京都の社交界中が噂するほどだった。私の愛は中毒と化していたのだ。どれほどのものだったか?私は誰一人として彼に近づく女性を許さなかった。彼の周りの女性を皆、排除しようとしたのだ。最後には、佐藤慶太が私をリハビリ施設に送り込んだ。人は煙草を断ち、酒を断ち、ゲーム依存症を断つ。私は佐藤慶太を断つのだ。しかし後に、私は本当に佐藤慶太を断つことができた。すると今度は彼が後悔した。土砂降りの雨の中で、涙を流しながら、もう一度愛してくれと懇願したのだ。
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過ぎし日は空に帰す

過ぎし日は空に帰す

事故の瞬間、如月蓮司(きさらぎ れんじ)は咄嗟に私・葉山雪乃(はやま ゆきの)を強く抱き寄せ、その身で庇った。 そのおかげで私はかすり傷一つ負わなかったが、彼はICUへと運ばれた。五時間近くに及ぶ懸命な救命処置の末、ようやく一般病棟に移ることができた。 見舞いに訪れた友人たちは皆、羨望の眼差しで口々に感嘆した。 「さすが、『愛妻家』の代名詞と言われるだけあるわね。命を捨ててまで奥さんを守るなんて。雪乃、本当に愛されてるわね」 「どこにお参りすれば、こんなにイケメンでお金持ちで、しかも一途な旦那様を授かれるのかしら。教えてほしいくらいよ」 私は張り付いたような笑みを浮かべ、無言を貫いた。 なぜなら彼女たちは知らないからだ。彼女たちが崇めるこの「愛妻家」の蓮司には、とっくに外に新しい女がいるという事実を。 事故が起きる直前、彼は地下駐車場で、あの若く美しいインターンの女に絡みつき、何度も何度も情事を重ねていたのだ。 その瞳には、私にはもう長いこと向けられていない、強烈な快楽と悦びが宿っていた。 一方で私は、泣き喚くことも問い詰めることもせず、ただ静かに、ある「事故」を画策していた。 本来なら、私はこの事故で「死ぬ」はずだったのに……
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私が死んだ後、全ネットで真犯人を探す配信が始まった

私が死んだ後、全ネットで真犯人を探す配信が始まった

私が死んでから5年後、ネットである匿名ゲームが始まった。 そのゲームのタイトルは「橘かおりを殺した犯人は誰?」というもの。 ルールはとても簡単で、配信者が手がかりを出し、視聴者が犯人を投票で決める。その後、配信者が犯人を処罰するというものだ。 みんな、このゲームを単なる遊びとして楽しんでいた。 しかし、最初の犯人が死んだとき、私がすべてを思い出した。 そう、私が、橘かおりだ。
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灰となる薄幸、心を焦がす余燼

灰となる薄幸、心を焦がす余燼

私と一条慎也(いちじょう しんや)が籍を入れずに夫婦として暮らして九年目の春、彼の父親が亡くなった。 遺言の第一条は、慎也と水野有希(みずの ゆき)、二人の間に子供をつくること。 その子が生まれて一ヶ月を迎えた時、それが慎也の父親の遺産を正式に相続できる日となる。 この現実を、私は自分と慎也の寝室で二人が抱き合っているのを見てしまった時、慎也自身の口から知らされた。 あの夜、事が済んだあとで、彼は煙草に火をつけて、低く呟いた。 「理央(りお)、もう少しだけ待っててくれ。遺産が手に入ったら、必ず君を迎えに行く」 それからというもの、慎也が有希と家で会うたびに、玄関には小さな鈴の飾りがそっと掛けられた。 父親が亡くなってから今日まで、その鈴が鳴ったのは九十九回。 そして九十九回目のあと、私の耳に届いたのは―― 有希の妊娠と、二人の婚約披露宴の日取りの知らせだった。 娘は披露宴の招待状を見て、不安げに小さな声で私に訊いた。 「どうして、この招待状の中にパパの名前があるの?」 私はなんとか微笑みを作り、彼女の乱れた三つ編みを直してやる。 「パパは愛する人と結婚するの。ママも君を連れて、おうちに帰るよ」 慎也は知らない。私は、あの婚姻届に、一度たりとも執着したことはなかったのだ。
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夫に家を追い出された女騎士は、全てを返してもらうために動き出す

夫に家を追い出された女騎士は、全てを返してもらうために動き出す

女騎士として働いてきて、やっと幼馴染で許嫁のアドルフと結婚する事ができたエルヴィール(18) しかし半年後。魔物が大量発生し、今度はアドルフに徴集命令が下った。 「俺は魔物討伐なんか行けない…お前の方が昔から強いじゃないか。か、かわりにお前が行ってきてくれ!」 頑張って伸ばした髪を短く切られ、荷物を持たされるとそのまま有無を言わさず家から追い出された。 そして…5年の任期を終えて帰ってきたエルヴィールは…。
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雪を踏みても、月を裏切らず

雪を踏みても、月を裏切らず

「朝倉紗季(あさくら・さき)さん、要項をよくご確認ください。一度個人ファイルを提出して登録が完了すると、すべての情報は機密として封鎖され、本人は15営業日以内に研究機関へ入所しなければなりません。研究成果が正式に公表されるまでの間、外部との接触および退所は一切許可されません」 ――国立先端科学研究センターからの返信は驚くほど早かった。 添付されていたのは、個人データ記入用のフォーマット。 紗季は無機質な画面をじっと見つめながらも、マウスを持つ手にはまるで鉛でも詰まっているかのような重さがあった。 その時、不意にドアが開いた。彼女はわずかにまつげを揺らし、何事もなかったかのようにそっとパソコンを閉じた。
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