The Angel & The Dragon

The Angel & The Dragon

last updateLast Updated : 2022-03-19
By:  SausalinaIsaurinaOngoing
Language: Bahasa_indonesia
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Synopsis

Seorang pangeran yang dapat berubah menjelma menjadi seekor naga raksasa pada abad pertengahan membuatnya harus tinggal secara terpisah dengan ayahnya yang menjadi raja di Kerajaan Vanderbilt. Ia pun mendapatkan sebuah julukan Pangeran Naga karena rahasia umum itu sudah tersebar ke seluruh wilayah Vanderbilt. Suatu saat ia bertemu dengan malaikat cantik yang turun ke bumi untuk mengambil sesuatu yang hilang dari taman langit. Dan ternyata benda itu berkaitan dengan Pangeran Naga dari Kerajaan Vanderbilt, hingga akhirnya sebuah fakta yang sebenarnya terkuak tentang apa yang menjadi penyebab sang pangeran itu bisa berubah wujud menjadi naga. Namun sang malaikat cantik itu tidak bisa tinggal berlama-lama di bumi, jika hal itu terjadi maka rambut yang semula hitam akan perlahan berubah menjadi perak, ia bahkan tidak bisa kembali ke langit serta jati dirinya akan menghilang bersamaan dengan angin. Dapatkah sang malaikat menemukan benda yang hilang itu dan kembali ke langit?

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Chapter 1

Bab. 1 Menyesal

 この世がすべてひとつの舞台だとして、男も女もみな役者に過ぎぬとしても。

 そう。わたくし、ベアトリーチェ・ファン・シャーデフロイの人生は、豪華絢爛かつ、研鑽と叡智に満ちたものでありましたとも。

 社交界の華、才色兼備の煌めき。望むものはすべて手に入れ、退屈な殿方からの恋文は暖炉の焚き付けに。

 まるで不満はなかったの、何ひとつ!

 そんな華々しい人生が、ガラガラと安っぽい音をたてて崩れたのは、十六歳の誕生日を間近に控えた、ある晴れた日の午後だったのですわ。

「あら、なんて良い香り。この紅茶、とても美味しいですわね、パパ」

「そうだろう? ようやく届いた特別な茶葉なんだ」

 わたくしの言葉に、父は得意げに笑う。本当に素敵。

 でも、ちょっとだけ嫌な予感がしたのです。

 父は良い話だと、なにかとフライングしがちな迂闊さがあるのだけれど、それともなんだか違うような、妙な気分。

「それで、お話というのは何ですの? そんなに改まって」

 そう、忘れもしない。

 我がシャーデフロイ伯爵家が誇る薔薇の庭園。伝統ある深紅の品種『グラン・アムール』から、改良を重ね生み出された幻の青薔薇『レーヴ・ドゥ・ニュイ』まで。

 多種多様な花々が競い合う。さながら芳香の舞踏会。

 そんな白亜のガゼボからの眺めは、いつだってわたくしのお気に入り。

 父であるウェルギリ伯爵が、極上のダージリンを勧めながら、爆弾を投下するまでは。まあ、本当に悪くないお茶会でしたのよ。

「ビーチェ、王太子バージル殿下との婚約が、内々に決まった」

「――は?」

 ガチャン。ティーカップを、危うく割るところでしたわ。

 王太子殿下との婚約。

 この国における、女性にとっての最高の名誉。いずれ国母となる、栄光への階梯。心臓が、期待に、大きく跳ねる。

 もちろん、わたくしにこそ相応しい立場ですとも!

「まあ、お父様っ! わたくしが殿下と!?」

「いかにも。王たっての願いだ、光栄なことだよ」

 ええ、当然よね。だって、わたくしですもの。

 でも、そんな喜びも束の間よ、すぐに冷静になったの。“麗しの”バージル殿下のお顔が浮かんだ途端にね。

(えっ、でも|アレ《・・》と結婚するの!?)

 まず、顔は良い。そこは認めますわ。

 陽光を溶かし紡いだ金髪、|湖の青《レイクブルー》を閉じ込めた碧眼。肌は磨き上げられた象牙細工のよう。そうね、お顔だけは国宝級。

 で・す・が! 冗談ひとつ通じない、あの性格!

 アカデミーでは「歩く氷点下」「笑わずの王子」「アイスマン」とまで呼ばれている、あの堅物中の堅物!

 父と一緒になって、古代の詩集に涙する(強面の癖に、父は乙女チックな詩が大好きなの)、わたくしとは、水と油どころか雪とマグマのように相容れないわ!

「つまり、あの仏頂面と毎日顔を合わせるということですの!? 絶対に、ずぇ~ったいに無理ですわ!」

「お、おいビーチェ。さすがに不敬が過ぎるぞ!」

 思わずほとばしった絶叫は、本心そのもの。

 いえ、国母になるのは全然やぶさかではないのですけれど、無理なものは無理でしょう。

「そうはいうが、民からの人気は絶大だぞ。公明正大、文武両道、立ち振る舞いも覇気があると評判だ」

「あのね、パパ! 国中の民にスマイルサービスできても、肝心のわたくしに、愛想一つも向けられないのが問題なのよ!」

「う、む。妻になれば……まあ、その、なんだ。態度も違うかもしれんではないか」

 百戦錬磨の策略家として名高い父が、どこか苦渋に満ちた顔を逸らす。

 なにか胡散臭い態度。

 ええ、でも、立場上、拒否権などないことくらいは、理解する分別はありましたのよ。この時は、まだ、ね。

***

 後日、婚約の発表を前に、我が家でセッティングされたお茶会。

 甘い雰囲気を期待したわけではないけど、悪夢以外の何物でもなかったわ。

 お茶を淹れるのは、わたくしの専属執事――イヅル・キクチ。

 音もなくシルバーポットから注ぐ、最高級の茶葉の香り。

 パティシエが腕によりをかけた季節のフルーツタルトの、宝石のような煌めき。

 こんなにも雅なもてなしなのに、主役である王子は、石像みたいに硬い表情。

「ベアトリーチェ嬢、か」

 値踏みするような第一声。

 わたくしは、反射的に背筋を伸ばし。淑女の笑みを披露しましたわ。

「はい、殿下。本日は御来訪いただきまして、心より感謝いたしますわ」

「かのシャーデフロイ家の娘と聞いて、どんな腹黒い女狐かと身構えていたが」

「は?」

 今、この方はなんとおっしゃった。女狐?

「どうやら、存外、普通の令嬢のようだな」

 侮辱。

 ええ、他に解釈もしようがないほどの侮辱。

 浮かべた笑顔が、微動だにしなかったのは、長年の淑女教育の賜物よ。

(普通ですって? 数多の令息たちから熱烈な恋文を受けた、この社交界の華、ベアトリーチェ・ファン・シャーデフロイを捕まえて、ふ、普通っ!?)

 バージル殿下は、渦巻く憤りなど露知らず。紅茶を含むと、心底興味なさそうに続けた。

「まあ、いい。これは王家と伯爵家における、政治的決定だ。余計な期待はせぬようにな。よろしいか?」

 それは恋も愛も、一欠けらも婚約に存在しないという宣告。

(せめてっ! 今日のために新調した、この水仙色のドレスを褒めなさいよ! あなたの瞳に合わせて選んだ、わたくしの気遣いがわからないの!? この馬鹿王子っ!)

 許されるなら、すぐさま紅茶を、鑑賞用のお顔にぶっかけてやりたかったわ!

 でも、扇で口元を隠しながら「はい、畏まりました」と頷くのが精一杯。

 そこに、専属執事イヅルが割って入る。銀縁眼鏡がきらりと光った。

「殿下。茶のお代わりは、いかがでございましょうか」

「……もらおうか、味は悪くない」

「ありがたき幸せにございます」

 空になったカップに紅茶をとくとく注ぐ、イヅル。レンズ奥、黒曜石の眼差しからは何の感情も読みとれない。

「聞いた記憶はある。シャーデフロイ家に、辺境島国から来た一族が仕えていると。……イヅル、と言ったか。確かに、我らとは違う毛色をしているな」

 バージル殿下は矛先を、今度はイヅルに向けた。

「はい。殿下のお目に留まり、光栄の至りに存じます」

「まさか、祖国から追放された身の上か? 流刑された犯罪者の末裔ではあるまいな?」

「いえいえ、滅相もございません。およそ百年前のこと。我らは、お仕えする主君を求め、故郷の島国を旅立ったのでございます」

「ほう。そこで見つけたのが、翼を持つ毒牙と|ジェンシャン《リンドウ》を冠する、この『|業深き骸山の館《シャーデフロイ》』だと?」

「仰る通りでございます。我らにとっては、まさに僥倖だったのでしょう」

 イヅルは当たり障りのない答えで、さらりと侮辱を受け流す。

(この馬鹿王子。……わたくしの執事を犯罪者の末裔呼ばわりしたわね!?)

 ああ、もうっ! まったく勝手なことばかり。

 この婚約、どうしてこんなことになってしまったの!

 ……けれど、なぜかしら。

 イヅルの声に、ほんの微か。ショーを観劇している時のような、愉悦の響きが含まれているように、聞こえた気がしたの。

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Ochi Lee
Ochi Lee
yuk baca pemuda yang tidak terduga
2022-03-24 23:29:34
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Aldho Alfina
Aldho Alfina
ijin promo thor, cek. Reinkarnasi Ke-dua Di Dunia Lain. genre: Fantasi, Isekai, Overpower, Magic, Demon Lord, Harem
2021-10-22 06:17:43
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Ryi Sari
Ryi Sari
keren banget kk karyanya...
2021-09-29 05:32:03
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KSATRIA PENGEMBARA
KSATRIA PENGEMBARA
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2021-09-10 01:22:37
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KSATRIA PENGEMBARA
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2021-09-10 01:22:26
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