「あれ? 泣いてんの?」
だって痛ぇもん。お前もされてみろ。とか言ってやりたいけど、痛すぎて喋れねぇ。
「はぁ····。零、帰って来ないねぇ。んじゃ、しょうがないから芯クン食べて待ってようかな〜」
「んぇ? ····らめ。やら。挿れんな··イカれ野郎」
涙でぐっしょぐしょで情けないけど、なんとか奏斗サンの顔を見て言ってやった。先生も、ちょっとはスッキリするかな。
俺の言葉を聞いて、目を細める奏斗サン。すんげぇエロく舌なめずりして、先生よりデカいちんこを取り出す。そんなグロいの、マジで絶対入んないって。「待っ····ぁにそぇ····ンなの、入んねぇよ····」
「は? 何言ってんの。挿れるんだよ」
半笑いで、ロクに解してもいないアナルに、バカみたいにデカいちんこを強引にねじ込む。痛い。熱い。絶対切れてる。
奏斗サンは『キッツ····』とか言いながら、ズッポリ根元まで押し込みやがった。先生よりも奥に入って、慣らしてない結腸口でぐっぽぐぽ好き放題に遊ぶ。「ひあ゙っ、痛ッ、腹痛いぃ! やめっ、んあ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!!」
「ん〜っ、イイ声♡ すっげぇ可愛い声で哭《な》くね。昔の零より小さいし、イジめんのは芯クンのほうが燃えるわ」
イカれた事ばっか言って、猿みたいに腰を振り続ける。なぁ先生、こんな奴のドコが良かったんだよ。
痛いし怖いし、気持ちくなんねぇじゃん。なんでだよ。先生がくれる痛みは、ちゃんと気持ち良くなれんのに。コイツの与えてくる痛みは、全然ヨくなる気配もねぇの。「お前····全然、気持ちく、できねぇのな。ハッ··下手クソ」
「あ゙? 俺がヨくなる為にヤッてんだよ。なに自分もヨくしてもらえると思ってんの? 調子こいてんじゃねぇぞ、ガキが」
爪を立ててケツを握る。そして、割れ目から裂けそうなくらいケツを開いた。腰を力一杯押し付けて、ガン勃ちしたちんこでさらに奥を突き刺す。
「んぎっ、がぁぁぁっ!! はっ··腹《はりゃ》破ぇうっ! 死《ぢ》ぬ゙ぅぅ!!」
「死なない。人間ってさ、案外丈夫にできてんの。零も、これくらい耐えてたよ?」
「お··前が····下手すぎっから、気ぃ··遣ったんじゃね? カッ··コ悪ぅ」
俺は死に物狂いで、顔から出るもの全部垂れ流しながらも半笑いで言ってやった。あぁ····、これマジで殺されるかもな。
マジで先生、コイツの何に惹かれたの? んな要素1個もねぇじゃん。ホント、馬鹿だな。 どんだけ煽っても、奏斗サンは乗ってこないし本気で怒らない。それどころか、俺の耳を甘噛みしてからこう言った。「イキたい?」
急に声色を変えて、耳に甘い熱が落とされた。
「うぁ····イ··イキたい」
今、言わされた。完全に、本能で言わされた。何コイツ、めちゃくちゃ気持ち悪い。
けど、だって、痛いだけの時間なんか苦痛でしかないだろ。こんなのセックスじゃねぇもん。気持ち良くないとヤだよ。「いいよ、イかせてあげる。けど、やめてって言ってもやめてあげないから。零が帰ってくるまで、ずーっとイッてな」
「へぁ? ず··と?」
「そう、ずぅーっと。死ぬほどイかせてあげる♡」
そこからは酷かった。コイツ、めちゃくちゃに上手いんだわ。すげぇの。突かれる度にイッて、痛いのもちゃんと気持ちくなって、脳ミソ溶けるんじゃないかってくらいイかされた。
ケツでイキ過ぎて、無意識にちんこを弄ったら怒られた。男なんだからしょうがねぇだろ。って言ったら、ハサミ持って笑顔で言われた。「芯クン、もうネコだもんねぇ。そのおちんちん、要らないか」
(ここここここっ、怖ぇぇぇ!!!)
「触らにゃい····も、触んにゃいから、ちんちん切らにゃいれ」
「ん〜、お利口さんだね。ご褒美に、も〜っとイかせてあげるね」
「ゔあ゙ぁぁっ!! やらっ、もうイギだくにゃいぃ! んぶっ、お゙え゙ぇ゙ぇ····」
この後は、ちゃんと言う事を聞いた。
けど、宣言通り何言ってもやめてくれないから、息ができなくなって死ぬ寸前だった。吐きっぱなしで頭も痛い。 で、何回も意識トばして、泡吹いてたら先生が帰ってきた。 奏斗サンに起こされて見えたのは、震えて真っ青になってる先生。先生を見て、どうしようもないくらい安心した。「センセ····助けて」
あぁ、ミスった。先生に『逃げろ』って言おうと思ってたのに、安心して間違えちゃった。
あーあ、足震えてんじゃん。ダメだよ、先生。俺はいいから、早く逃げろよ····。急いで仕事を片付け、タクシーを拾って帰宅した。見上げると、家の明かりがついている。 芯が待ってくれているんだ。そう思うと、部屋までの足取りがいやに軽い。 鍵を開け、扉を開いて気づく。玄関には、僕達の物ではない靴がある。嫌な予感がして、心臓が大きく跳ねた。胃の辺りはズクズクと重い。 その瞬間、芯の甘い声が聞こえた。脳が揺れそうなほど、勢い良く顔を上げる。 恐る恐る、声が聞こえた寝室の扉を開く。すると、目を疑う光景が飛び込んできた。 芯が、力無く上体をベッドに落としている。そして、そんな芯の腰を持ち上げ、バックで犯している奏斗さんが居た。芯は動かない。どうやら、意識を飛ばしているようだ。 気の強い芯の事だから、相当奏斗さんを煽ったはずだ。あれは、容赦など知らない快楽責めをしている時の顔。僕が騙された、最も甘い奏斗さんだ。 気絶しているから、お尻が緩んでいるのだろう。奏斗さんは指も一緒にねじ込んでいる。苦しそうだ。 それに、よく見ると芯のペニスは、射精できないように縛られている。きっと、余程辛い目にあったのだろう。玉も根元で縛られていて、少し腫れているように見える。 僕は呆然と立ち尽くし、肩に掛けていたバッグを落とした。奏斗さんは、うっすらと笑みを浮かべて芯を犯しながら、僕の方を見ずに声を掛ける。「おかえり。遅かったね」 首元から耳へ、這うような声に身体が跳ねる。奏斗さんの、芯を見下ろす瞳は無機質で、その横顔からは全く感情が読めない。 けれど、この肌がビリビリと痺れるような感覚。奏斗さんが怒っている時の雰囲気だ。嬉々として犯しているのに、滲み出る空気が痛い。 どうして奏斗さんが此処に居るのだ。何故、芯を犯しているのだ。聞きたい事はあれこれ脳内を飛び交う。けれど、僕は声も出せずに固まったまま。恐怖で、声帯がピクリとも動かない。 僕がたじろいでいると、奏斗さんは芯の耳を噛んで囁いた。「芯クーン、起きな」 ポケッとした顔で、僕を視界に入れる芯。表情が少し緩むと、芯は声を絞り出して呟いた。「センセ&
奏斗サンは、俺のケツを叩きまくってキャッキャと喜んでる。これ、表面じゃなく肉が痛ぇの。 バカみたいにバチンバチン叩くから、もうケツの感覚がなくなってきた。「あれ? 泣いてんの?」 だって痛ぇもん。お前もされてみろ。とか言ってやりたいけど、痛すぎて喋れねぇ。「はぁ····。零、帰って来ないねぇ。んじゃ、しょうがないから芯クン食べて待ってようかな〜」「んぇ? ····らめ。やら。挿れんな··イカれ野郎」 涙でぐっしょぐしょで情けないけど、なんとか奏斗サンの顔を見て言ってやった。先生も、ちょっとはスッキリするかな。 俺の言葉を聞いて、目を細める奏斗サン。すんげぇエロく舌なめずりして、先生よりデカいちんこを取り出す。そんなグロいの、マジで絶対入んないって。「待っ····ぁにそぇ····ンなの、入んねぇよ····」「は? 何言ってんの。挿れるんだよ」 半笑いで、ロクに解してもいないアナルに、バカみたいにデカいちんこを強引にねじ込む。痛い。熱い。絶対切れてる。 奏斗サンは『キッツ····』とか言いながら、ズッポリ根元まで押し込みやがった。先生よりも奥に入って、慣らしてない結腸口でぐっぽぐぽ好き放題に遊ぶ。「ひあ゙っ、痛ッ、腹痛いぃ! やめっ、んあ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!!」「ん〜っ、イイ声♡ すっげぇ可愛い声で哭《な》くね。昔の零より小さいし、イジめんのは芯クンのほうが燃えるわ」 イカれた事ばっか言って、猿みたいに腰を振り続ける。なぁ先生、こんな奴のドコが良かったんだよ。 痛いし怖いし、気持ちくなんねぇじゃん。なんでだよ。先生がくれる痛みは、ちゃんと気持ち良くなれんのに。コ
仕事の遅い先生を置いて、先に先生の家へ向かう。 で、最後の角を曲がった時、後ろから口を塞いで拉致られた。 薬を嗅がされて、気を失ってたみたいだ。頭痛ぇし気分が悪い。 真っ暗な部屋。ドコだろう。いや、知ってる。先生の部屋だ。先生の匂いが充満してんだもん。てことは、拉致ったのは先生? そんなはずはない。仕事、めっちゃ残ってるってボヤいてたし、先生は薬の類を絶対使わない。「おい、誰だよ」「開口一番喧嘩腰かぁ。威勢がいいねぇ、芯クン」 聞き覚えのある、耳に絡みつくような声。俺をイラつかせる声だ。「テメェ、奏斗だろ」 誘拐犯は、パチッと電気をつけた。一瞬眩む視界。細まった視界に入ったのは、やっぱあのクソ野郎だった。「せ〜いか〜い」 奏斗サンは、学生証を見ながら言う。「徳重芯クン。××高校の3年生か。だーれがハタチだって? ガキじゃん」 これは絶対マズい。状況はよくわかんねぇけど、とにかくマズいのは間違いない。 けど、コイツ案外バカなのかもしれない。聞いてもないのに、ペラペラと犯行の一部始終を話し、本来の計画まで喋り始めた。 本当は、先生を拉致って犯すつもりだったらしい。けど、学校から出てきた俺を見つけて、面白半分で尾行したんだとか。そしたら、俺が先生の家に向かうから、予定を変更して俺を拉致ったと····。 いや、なんでだよ。俺を拉致ってどうすんだよ。 後ろ手に縛られ、片足がベッドに繋がれてる。逃げられはしないみたいだ。 つぅか、待ってりゃ先生帰ってくんだけど。絶対ヤバいやつじゃん。 奏斗サンは、ベッドに腰掛けて俺のズボンを脱がす。「芯クンはさぁ、零をどうやって抱いてんの? 普通に抱いても満足しないでしょ、あのド淫乱」 絶倫ではある。淫乱かどうかは知らねぇし。どうやってって、されてる事をしてるっぽく言えばいいのか? あー··
朝食と一緒に、素っ気ない置き手紙と飾り気のない鍵を置いてきた。噛んだ箇所の手当はしたが、芯はどうせ登校してこないだろう。 昨日の今日だ。きっと、悠々自適にベッドを独占して起きない。 4限目が終わり、昼休みで校内が賑わう。物好きにも、僕しか居ない生徒指導室に遊びに来る生徒が時々いる。 彼女もその一人。松尾 依智華《いちか》は、芯の元彼女だったはず。少しの気まずさを感じながら、それを悟られないように振る舞う。「先生さ、彼女いないの?」「いないよ」「うっそだ~。最近、怪しいって噂だよ?」「····どんな?」 心臓がトクンと跳ねる。芯との事だろうか。「え~。なんかねぇ、ソワソワしながら帰ってるトコ見たって子が何人かいてさ、彼女とデートっぽくない? って」「はは、違うよ。今、仔犬を預かってるんだ。その子が可愛くってね。それで、帰るのが楽しみなだけだよ」 そう、あれはまだ預かっているだけ。まだ、僕のモノではない。 それにしても、そんなに分かりやすく出ていたのだろうか。気を引き締めなければ、どこから露見するか分かったものじゃない。「マジで? 写真とかないの? めっちゃ見たいんだけど~」「ごめんね。1枚もないんだ」 そんな危険なものを、スマホに保存などできるはずがない。僕の宝物の一部は、然るべき所に保存してある。決して他人に見せたりはしない。 この子はいつまで居座る気だろう。効率よく仕事を片付けて、残業だけは避けたいのだけれど。定時丁度に終えて、早く芯の待つ家に帰りたい。 少し探る気ではいたが、どうやらこんな子供を探る必要もなさそうだ。余計な事を言うのも、時期が悪いだろう。 芯の元彼女ではあるが、性欲の発散に使われただけの器。そう思えば、そういう玩具だったのだと割り切れる。故に、妬く必要もない。 おそらく芯の目には、彼女も他の女の子も同じに見えていたのだろう。けれど、僕だけは違う。そう思える今があるから、僕の心は静けさを
先生は、俺の目を見て『死んでみる?』と聞いた。イカれた恍惚さに、俺は恐怖で震えながらイッた。 どれだけつまらない日々でも、クソみたいな将来《さき》しか見えてなくても、まだ死ぬのは勘弁だ。まだ17だぜ? それに、すっげぇ不本意だけど、放っておけない事もできた。こんな頭のおかしい弱虫を、俺はちょっとだけ好意的に思ってる····かもしれない。とりあえず、それを確かめたい。 わかんねぇ事ばっか遺して、自分の気持ちすら分からないままで投げ出したくはない。先生の言葉を信じたわけじゃないけど、俺がスッキリするまで恋人ごっこをしてやってもいい。 それに、あの奏斗とかってクソ野郎をどうにかしてやりたい。 ひとまず、このサイコ教師に正気を取り戻させないと、そろそろマジで死にそうだ。「んんっ····んー」 けど正気って、どうすりゃいいんだよ。俺の口塞いで、奥抉りながら出しまくってんじゃん。ぐぽぐぽしながら結腸に熱いのを注がれて、腹んナカが火傷してくみたいに痛い。 そもそも、ヤッてる時に先生の正気なトコなんか見たことなかったわ。はぁ····、このまま死ぬのかな。 とか思って、抵抗すんのを諦めたら、あっさり手を離しやがった。遅《おせ》ぇよ。で、また意味のわかんねぇ事を、うっとりした顔で聞いてくる。「芯、どこ噛まれたい?」 噛まれたいって発想がねぇよ。どうせ血が出るまで噛むんだから、めちゃくちゃ痛いもん。バカじゃねぇの?「······腰····右の····」 って、なんで答えてんだ俺。しかも、そこは····。 先生は一旦抜いて雑に俺をひっくり返すと、腰を持ち上げてま
これまで通りに、芯の言動を予想し支配するのは困難を極める。現状、僕自身の心でさえ制御できていないのだ。どう対応するのが正しいのか、今は思考回路が正常に繋がらない。「えっと····なんで?」 普通に聞いてしまった。駆け引きや誘導も何もない。芯の真意を知りたい一心で、まっすぐ芯を見ていた。「はは、先生のそんな顔初めて見たかも。なんだろうな····よく分かんねぇけど、抱きたくない」 僕がお古だからだろうか。それとも、奏斗さんへの反抗の一端なのだろうか。 正直、芯との関係が逆転しない事に安堵した。だが、これは終わりを告げられたも同然だ。 芯自身も戸惑っているのだろう。言葉を発する度に躊躇っているように見える。 ようやく、合意で行為に及ぶ事ができるようになったのに。全てが破綻してしまったんだ。僕は、そう思っていた。 けれど、芯の思いがけない一言で希望に指が触れる。「先生、今から俺の事抱ける? 俺さ、先生に抱かれんの結構好きみたいなんだけど」 それは、いつも通り躾ろという意味だろうか。あまり気乗りはしないが、芯が求めてくれるのならば──。「だ、抱けるよ。酷くしてもいいなら····」「ふはっ、必死かよ。つぅか酷いのとかいつもじゃん」 芯の屈託のない笑顔。間抜けな僕を見て気分がいいのだろう。 それよりも僕は、自分の発言に驚いた。身体は抱かれる事を望んでいる。なのに、やはり芯を抱きたい。心と身体が、どんどん乖離していくようで気持ちが悪い。 僕が拒絶ばかりして、奏斗さんに『もう抱かない』と言われた時を思い出す。その時初めて、僕から『抱いてください』と言った。 その瞬間の僕と心境は違えど、完全に身体を許した証だ。自分が雌である事を理解し、雄を求める。それは同時に、愛を求めているのだ。僕は、そう解釈した。 奏斗さんとの記憶は、今思えば最低なものば