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第11話 君のいるべき場所

Penulis: 暁万里
last update Tanggal publikasi: 2026-06-04 14:32:12

 澪が吐き出した本音に、一瞬、誰も口を開けなかった。

「……澪」

 拓真が呆然と呟く。その声はまるで、澪の気持ちに今初めて気付いたみたいだった。

「……この傷ついた気持ちも、私は、『お姉ちゃんだから』我慢しなくちゃいけないの?」

 うまく息が吸えない。

 胸の奥が苦しい。言わなければよかったと、一瞬頭の中に後悔が過った。

「お姉ちゃん……」

 美羽が震える声を出す。

「ごめんなさい、お姉ちゃん」

 美羽の言葉に、澪はゆっくりと顔を上げた。

「これ以上、お姉ちゃんを傷つけたくないから、ハッキリ言うわね」

 美羽はそう言うと、拓真の隣に立って、そっと彼の腕に自分の腕を絡めた。

「拓真さんと私、付き合ってるの」

「……え?」

 今まで聞いて来た美羽たちの言い訳は一体なんだったのだろうか。

美羽の言葉に、澪は拓真へと視線を移す。

拓真は一瞬、何かを言いかけるように口を開いたが、なぜかすぐにその唇をきつく結んだ。

「なんでもひとりでこなしちゃうお姉ちゃんに、自分が本当に必要なのか悩んでるって相談をずっと受けてたの。私も……いつも、お姉ちゃんに色々してもらってて申し訳ないって相談をしてて……その
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