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第6話

작가: 月見団子の王様
嘉樹は、テーブルの上に置かれたその協議書を信じられないという表情で見つめた。次の瞬間、彼ははっと顔を上げて私を見た。声まで震えている。

「離婚?美浪……な、何を言ってるんだ?冗談だろ?

昼間のあの程度のことで?ちゃんと説明したじゃないか、あれはただの誤解だ!」

守は冷ややかに鼻で笑った。「誤解?嘉樹、美浪が妊婦健診を受けている最中に、あなたは別の女性に付き添って病院にいた。

それを誤解だと言うのか?

あれもこれも欲しがる、その都合のいい態度。同じ男として分かるよ」

嘉樹は口を開けたまま言葉を失い、しばらく何の弁解もできなかった。

やがて背筋を伸ばし、開き直ったように言い放つ。

「俺は間違ってない。心美とは何も起きてないし、やましいことは一切ない」

彼は再び私に向き直り、声には少し悔しさと非難の色を帯びていた。

「美浪、確かに心美のことは少し気にかけすぎたかもしれない。でも彼女は大学時代の同級生で、俺の初恋なんだ!

ただ、昔の後悔を少し埋めたかっただけなんだ。俺が本当に愛しているのは君だ。それでも許してくれないのか?

俺と心美は手もつないでない。それなのに、どうしてそんなふうに責められなきゃならない?

妊婦健診に付き添わなかっただけで離婚だなんて、君こそ大げさすぎる!」

この男を、私は本当に甘く見ていた。

精神的な裏切りは、裏切りじゃないとでも言うの?

私は怒りで全身が震え、その瞬間、下腹部に激しい痛みが走った。

「……っ!」

額に一気に冷や汗が滲む。

「美浪!」

「美浪!」

両親と兄が慌てて駆け寄ってきた。

「早く!救急車を呼べ!」

嘉樹も完全に動転し、その場に立ち尽くした。

サイレンを鳴らして救急車が到着し、私は緊急で病院に搬送された。

担架の上で、痛みに意識が朦朧とする。

視界の中で、嘉樹の青ざめた顔が揺れていた。

けれど、私はただ鬱陶しいだけだった。

幸い、搬送が早く、医者の診断では流産の兆候はあるが、母子ともに今のところ危険はない。ただし入院観察が必要とのことだった。

私が病室に移されると、嘉樹が入って来ようとしたが、兄がドアの前で彼を制した。

「嘉樹、警告しておく。もう一歩でも美浪に近づいたら、後悔させてやる。

離婚の件、よく考えろ。さもなければ、身の破滅とはどういうものか、思い知らせてやる。

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