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第360話

Penulis: ルーシー
智也は、何度も何度も電話をかけた。

けれど、どの呼び出し音にも――応答はなかった。

玲奈が自分の電話を無視しているのか、それとも気づいていないだけなのか。

彼には、その区別すらもうつかなくなっていた。

焦燥に駆られていると、救急治療室のドアが開いた。

智也はすぐに立ち上がり、声を震わせながら医師に詰め寄った。

「先生......娘は、愛莉はどうなりましたか?」

眼鏡をかけた医師がマスクを外し、落ち着いた声で答えた。

「もう大丈夫です。

ただし今夜は念のため、小児集中治療室で一晩様子を見ましょう。

状態が安定したら、明日には一般病棟に戻せます」

その言葉を聞いた瞬間、智也は胸の奥に溜まっていた息を、ようやく吐き出した。

重くのしかかっていた何かが、少しだけ和らいだ。

だが、医師はその安堵の表情を見るや、眉をひそめて言葉を続けた。

「愛莉ちゃんはまだ五歳ですよ。

入院中に保護者がいないなんて、いけません。

お父さんもお母さんも、もっと注意してください」

智也は思わず眉をひそめた。

「母親が付き添っていたはずです。

玲奈が来ていたんじゃ......?」

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Komen (2)
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智恵子
今回からの流れで、玲奈が自責の念でせっかく拓海を受け入れはじめたことを否定しない展開でお願いします グダグダは嫌なんで
goodnovel comment avatar
Julius
智也は玲奈のせいにして、自分の責任には気付きもしないのだろう。愛梨を夜に連れ出すなと玲奈に言われたのを無視して連れ回し病気にさせたのに。 看病にしても、玲奈の返事も聞かず一方的に連絡しただけ。自分が言えば全て思い通りになるという傲慢さ。早くザマァして拓海と結ばれて欲しい…
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