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第477話

Auteur: ルーシー
玲奈は拓海の言葉を聞くと、彼の腕をそっと引いた。

そして、声を落として言った。

「須賀君、私は献血できるよ。

血液センターで献血して交換するとなると、時間がかかるわ」

拓海は冷たい顔で彼女を見た。

「玲奈はもう、俺のためにやりすぎた。

これ以上痛い思いをさせたくない。

何を言っても、献血はさせない」

玲奈は眉を寄せる。

「命に関わるの。

須賀君、お願い、そんなふうにしないで」

拓海はそれ以上取り合わず、顔を背けて昂輝に言った。

「こいつを見てろ」

そう言い捨てると、拓海は大股で去っていった。

玲奈は彼が頑ななのを見て、もう何も言わなかった。

拓海が行って間もなく、看護師が臨時で手配した血液パックを持ってきた。

玲奈は拓海に電話して戻させようかと思った。

だが昂輝が止めて言った。

「A型の血液は逼迫してる。

臨時で回してもらえても、今の状態だと二回目の輸血が必要になる可能性が高い。

だから、献血して交換してもらうほうがいい」

玲奈は少し考えて頷いた。

「......うん」

昂輝の言う通りだ。

冴子はきっと、もう一度輸血が必要になる。

しば
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