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episode23

Author: 朱音小夏
last update publish date: 2026-06-30 15:41:22
学校に着き、オレは覚悟を決めて下駄箱を開ける。そこには普段と変わらず自分の上履きが入っているだけという光景があった。その事にオレは

安堵のため息をつく。そんなオレの様子を見た叶弥はオレの背中をポンと叩いた。

「今日は大丈夫だったな」

「あぁ......。よかった」

そうして上履きへと履き替えると教室へと向かう。たまに視線を送られてきたが、オレは気が付かないフリをした。しかし、それに気が付いた叶弥は視線の元へと睨みを効かせていた。すると、「ヒッ」という小さな悲鳴が聞こえた気がしたが、これもまた気が付かないふでやり過ごした。

「五十嵐組の番犬は京のハズなのに、なんかオレのが京の番犬みたいじゃね?」

「その呼び名恥ずいから別にオレは構わねぇよ?」

「お前なぁ......」

叶弥は盛大なため息をつくと、オレの頭をわしゃわしゃと撫でつけた。そうこうしている内に教室へとたどり着き、中へとはいる。軽く「おはよう」と挨拶をすると、クラス中から声がかけられた。

「おはよう、田河君!よかった学校来れたんだね!」

「たくよー、心配すんじゃねぇか。まぁ、五十嵐がいるから大丈夫だとは思ったけどよ」

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  • その番犬、狂暴につきまして。   episode5

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  • その番犬、狂暴につきまして。   episode4

    黒い髪をサラサラと靡かせ学校へと向かう。今日の入学式を祝うかのように桜の花びらが風に煽られ舞っている。オレの隣には少し長めの金髪を後ろで一括りにして気怠そうに歩いている叶弥がいる。「朝っぱらから疲れた...」「凛太朗さんじゃ無いけど、ホントお前ってオレの事になると子供の頃のガキ大将みたいになるよな。」「...ウルセェ...」オレが叶弥にそう言うと叶弥は力無く項垂れるのであった。そんな叶弥にオレは追い打ちをかけるような言葉をかける。「いいか、叶弥。中学の時みたいに誰彼構わずケンカ売るなよ?」「...それは京にも言える事じゃねぇか?」「オレはケンカを売ったことは無い。...買い

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