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第12話

Author: ラクオン
多くの人が漢方医学は退屈で難しいと言うが、梨花はその学びに夢中だった。

この壁一面の本を手放すなんて、彼女には到底できない。

そう決めて、彼女は物置から段ボール箱を何個か引っ張り出し、本の整理を始めた。とりあえず、綾香の家に預けておくつもりだった。

どうせ、自分への興味はとっくに消えている。部屋から何かが減っても、彼が気づくことはまずないだろう。

黙々と片付けをしていたそのとき、不意にスマホの着信音が鳴った。

画面に表示されたのは「じいちゃん」。

彼女の先生だった。

四年前、梨花は潮見市の漢方医院に入る予定だった。全国でもトップクラスの専門病院だ。

二十歳そこそこでその病院に入れるなんて、それだけでもどれだけの実力があるか分かるというものの、未来は、限りなく明るかったはずだった。

だが黒川家のお祖母様がたった一言でその道を絶った。

その後、どこの医療機関も彼女を受け入れようとはしなかった。

そんな彼女を救ってくれたのが、今電話をかけてきたこの先生、吉田優真(よしだ ゆうま)だった。

「落ち込むな。あなたの力は無駄にはならない」

そう言って、誰にも言わずに、彼女
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長野美智代
桃子は一真と結婚するために夫を事故に見せかけて殺したのではないかと思うようになった。 桃子の子供は実は一真との子供なのか?
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