เข้าสู่ระบบ俺には一つ、使命があった。
「――あぁ! もっとこっち寄れって! マップ見えてんのか!? いけいけ今ならあたったら勝てるから! あーもうっ!
この程度の相手に負けてしまって申し訳ないと、他のメンバーを慰めるように笑う篠崎さんに心の中で謝る。
けど、個人的にはいい動きは出来ていたと思うんだ。ちゃんと篠崎さんの動きを補助できるように動けたし、それは彼女の成績にも表れていた。だったら、そう、彼女なら。
「須藤君も、ごめんね? あれだけサポートしてくれたのに、上手く試合を決めきれなくて」
「い、いや! 全然、だよ。俺こそ、もっとうまくできたと思うし……」やっぱり褒めてくれるんだ、そうとも彼女にとって俺は特別だから。
「いやいや、違うだろ。須藤、お前サポートは良いけど全然こっちのアシストできてねぇからな? 篠崎のほう寄り過ぎて他のとこボロボロになってるから」
「それは、すみません。けど、篠崎さんを育てたほうが良いって思って」 「間違いじゃねぇけどさ……初心者にそこまで求めるってのもアレか。けど、もう2か月経ったんだしTPBRのセオリーくらいは覚えたほうが良いぞ」先輩が仕方ねぇなって感じで言ってくれる、正直余計なお世話だと思う部分はあるが、篠崎さんへより良いサポートが出来るようになるためにも覚えたほうが良いかもしれない。
TPBR、正式名称は
「つっても大学生からプロを目指すわけでもなし、エンジョイするだけなら十分だと思うけどな」
「あっ! またそんなこと言って! 私、本気でプロ目指してますからね?」 「ははは。そうだな、篠崎ならもしかしたらイけるかもしれねぇな」入学してから始めた俺にはいまいち想像できない話ではあるが。
大体プロになるのなら高校卒業と同時ってのが主流な中で、篠崎さんは今からプロを目指しているらしい。憧れの人がそう言うのなら、俺も……頑張るべき、なんだろう。
「先輩、ならそのセオリーってやつ、教えてもらってもいいですか?」
「お? やる気だねぇ! そういうの好きだぜ? 折角サークルにまで入ったんだし、多少は頑張ってもらわねぇとな!」 「うんっ! 須藤君がやる気を出してくれて私もうれしいよ! 一緒に頑張ろうね!」笑いかけてくれる先輩と篠崎さんに頷き返しながら。
いつから、使命を果たさなきゃ
明るい笑顔に、誰にでも分け隔てなく振舞える博愛的な優しさを持っていて。
明るいセミロングの茶髪、男なら誰でもお相手をと思えるような身体つきは何度夜のお供にしたことだろう。「せ、セオリー……むずくね?」
プロを目指すためにe-sportsサークルに入ると言った彼女を追うように俺もサークルに入ってみたは良いが、元々ゲームに縁がなかった俺は彼女の足を引っ張るばかりだ。
「はぁ。わっかんねぇなぁ」
ゲームに縁がなかったというよりは興味がなかったと言うべきだろうか。
高校卒業まで続けていたバスケを止めてまで、なんで今更と思ってしまう。「……思ってしまう、なんだよなぁ」
確かに篠崎さんを追ってサークルへ加入したころには、使命のような何かを感じていた。
俺が、俺こそが篠崎さんを上へと押し上げるための礎になってやるんだ、なんていう想い。 彼女の理解者となり、誰よりも上手くサポートできるようになった暁には告白して、とか考えていたけれど。「ただのしょぼい太鼓持ちにしかなってなくないか?」
彼女の力になれるならと、パシリでもなんでもやって来た少し前のことをバカじゃねぇのと今は思ってしまう。
確かに篠崎さんは理想の女性だし、普通に考えても彼女の気を引けるならと色々やったかもしれない。だけど、なんで。
「なんでこうまでしてるんだろう、俺」
熱が冷めてきているような感覚がある。
いっそのこと、彼女を支えられるのならそれこそ今日一緒にプレイしてくれた先輩のように、ある程度ゲームの実力がある人のほうが良いのではないかと、彼女の幸せを願うのなら邪魔にならないようにする方が正しいのではないかと。「って、何負け犬思考してるんだ俺は。必要とされる存在に至ってこそ、だろうがよ」
いかんね、どうも。
夕暮れの帰り道、散った桜の並木道なんてどうにもおセンチになってしまう。「そうだ、折角だし先輩から借りたセオリー本でも――あれ?」
サークルで作られたお手製TPBR攻略本をカバンから取り出そうとしてみれば入ってなくて。
「やべ、忘れた?」
折角持ち出し禁止のモンを無理言って借りたのにこれじゃあ恰好がつかないどころか不義理もいいところだ。
「まだ空いてるかな?」
急いで取りに戻ろうと思うと同時に走ってサークル棟へと向かう。
「ふ、ぅ。やっぱ、運動不足だよなぁ」
ちょっと走っただけで軽く上がった息に苦笑いが浮かぶ。
今度気晴らしにストリートバスケにでも混ぜてもらおうかな。そんなことを考えながら、サークル部屋の扉に手をかけた時。
――や、皆が使う場所で、急には嫌だよ。
――だから、燃えるわけじゃん?なんて、声が中から聞こえてきて。
――だめ、だってばぁ♡ あんっ♡
――いいじゃん? いろんな意味で消化不良なんだよ、こっちはさぁ。あぁ、ダメだ。
聞き間違いだと思いたいのに、間違いじゃないとわかってしまう。何せ、さっきまでこの部室で聞いてた篠崎さんと先輩の声だったのだから。
「達也、くぅん……♡」「い、いやあの、葵さん?」 どこにそんな力があるのか、葵にベッドへ押し倒されて、圧し掛かられる。「ふふっ♡ うふふふふ♡」「おーまいが……」 いわくところの萌え萌えはどうにも限界突破してしまっていたらしく、葵の目にはハートが浮かんでいて。「ね、ね♡ ほら、見てぇ♡」「え? って、う、うわぁ」 いつの間にかズボンを脱いでいた葵が、俺の顔にまたがった。 跨られた瞬間むわりと濃い、発情臭が漂ってきたし、何より。「び、びっしゃびしゃ、じゃん」「言ったでしょ♡ もうね? ほんとに……たまらなかったんだからね♡」 触るまでもなく、下着の吸収能力が限界を迎えていることが分かった。「達也君が、悪いんだよ♡ どれだけ……どれだけあたしをムラムラさせたら気がするんだ♡ せ、責任とってもらうから♡」「せ、責任って……むぐっ!?」 ぐしゅり、と。 そのまま腰を落とされて、顔に葵のあそこが降ってきた。「あっ♡ あぁ……♡ ご、ごめんねごめんね♡ でもでもたまらないの♡ たまらないんだよぅ♡ 達也君にシて欲しくて♡ こ、こし♡ とまんないぃ♡」 ぐりぐりと腰を動かされる。 早くも葵のメスな匂いで頭は一杯だ、ちょっと苦しいのに、この苦しさが良いかもなんて思ってしまうあたり、もしかしたら俺はマゾ的な趣味があったりするのかもしれない。「ひぁんっ♡ き、きもちいいよぅ♡ ねぇ♡ ねぇ♡ 達也君♡ たつやくぅん♡ 舐めて、舐めてぇ♡」 されるがまま、求められるがまま。 葵の匂いに浮かされた俺は、目の前の肉ひだへとむしゃぶりつく。「あうぅんっ♡ そう♡ そうだよぉ♡ そこっ♡ おまめちゃんイイよぅ♡ んにぁっ♡ 舌でホジホジされるのもすてきぃっ♡ もっとしてぇ♡」 くいくいと葵の腰が躍る。 クリトリスを甘噛みすればぷしゃりと膣から小さく潮が出てきて。 吸い上げよう、舐めとろうと膣へ舌を伸ばせば更に腰を押し付けられて。「しゅごっ♡ しゅごいよぅ♡ すてきっ♡ たつやくん上手だよぅ♡ あ、あたし♡ あたしぃ♡」 相変わらずの早漏っぷりというか。 小さく何度もイってるんだろう、踊る腰が不意にぷるりと震えて止まって、また動いての繰り返し。「ぷ、はぁっ! 葵?」「はー……♡ は、あぁっ♡」 ようやく見上げられた葵は既に全裸になっ
順を追って、考える。 そもそもTPBRというゲームは個人競技ではない。 個人の結果が勝敗の全てを決めると言うのなら、とっくに友崎葵というプレイヤーはプロになっているのだ。 もちろん、本人がならないと言っている以上訪れることはない域ではあるのだろうが、それは別にして。「要するに、チームで勝てば良いってこと」 思えば篠崎を育てたら試合に勝てるとか、葵がいれば試合に勝てるとかじゃあなかったということだ。 バスケだってそう。 スーパープレイ連発の点取り屋が居たところで、そのプレイヤーを活かせる存在が居なければ意味がない。 何なら、スーパープレイヤーを活かして勝つってんなら、そのためにチームが一丸とならねばならないってことすら当たり前だ。「なら、俺がソロでやるにしての最低限って言うのは……負けないこと」 敵チームにいる俺と同じポジションの相手に勝てなくてもいい、ただ負けなければそれでいいんだ。 その意識が、あるいは気づきが今までの俺には存在しなかった。 故にと思いたい、葵が俺にソロを任せるのは怖いと言ったのは。「その上で、俺というプレイヤーが持つ色を、チームに与える」 いわば、パス回し。 ずっとやって来たバスケで言う、アシストでありパス回しだ。 俺は勝負を決することができるプレイヤーにはなれない。 なれないけれど、勝負を決するプレイヤーを活かすことなら、できる。「――それが……うぅん、これが、達也君の、答え?」「ああ。まだちゃんとした形になってないことは自覚している。だけど、これが俺のソロって形だ」 モニタに映っているのはヴィクトリーの文字、即ちソロでやってた試合に勝利したと言う証が躍っていた。 スコアを見れば、今までサポートロールをずっとやって来たものと大差ないどころか更に悪い。 だけど、それでも。 ――gg wp。 チャットに並ぶ味方の言葉は、そんなもので、誰一人口汚く罵ってくるやつはいなかった。「ん……ひとまずは、正解、かな」「そっか」 困ったように、というよりは別の意味が含まれているように思える葵の苦笑いだった。 そんな葵の顔を見て、ようやく。「よ、っし……!」 小さくガッツポーズを自然に取ってしまった。「掃除屋。それが、今達也君がやってたロールの
あの後結局何回戦まで行ったか、少なくとも黄色い太陽を二人で見たあたりまでは覚えているんだけど。 気づいた時には夕方で、もっと言えば普段やってる練習が終わっている時間だった。「――や、まぁなんだ。仲良きことは美しきかなって話にしておこうか」 そうすると当たり前にこうなる。 具体的にはいつもの集合時間に来てくれたは良いけど、反応がないうえに連絡も繋がらない。 すわ何か異常発生かと心配してくれた先輩は、もしかしたら篠崎が何かをしたんじゃないかと、大学にまで行って走り回ってくれたらしい。「ほんっとうに申し訳ないです……」「ご、ごめんなさい……」 謝る他にないよねって話である。 恥ずかしいとかそう言うのもあるけどさ、何ならばっちり寝起きだったし。「謝んなって、安心したって気持ちのが大きいし……正直、心配してた部分も解消できたってのもある」「心配、ですか?」「オレが邪魔になっていちゃつく時間が無くなってんじゃないかってな」「そんなことはないっすよ! なぁ、葵?」 何を言ってんだこの先輩人が良いにも程があると、隣の葵に水を向けてみれば。「あ、あはー……」 目を逸らされた。葵さん?「なっはっは。正直者でなによりだ」「重ね重ね、本当に申し訳ないです……」「じゃ、これから挽回してもらうってのを期待しておく。つか、友崎もなんも考えないで仲良しに行ったわけじゃねぇと思うしな」「へ?」 えぇっと? どういう意味だろうかともう一度葵へ目を向ければ。「あ、あんまり、そう言う事言われると……ずるい奴だって、打算的な女だと達也君に思われちゃうのやだな、って言いますか。買い被りが過ぎると言いますか……結局、凄いのは達也君、ですから」「あーそうだな、言い方が悪かった。達也と仲良ししたかっただけだな」「それはそうなので。というか、いつだって達也君とは引っ付いていたいの、デフォですし、おすし……」「はいはい惚気は結構ですよっと。ま、今から練習ってのはオレがバイトだから悪い。久しぶりに改めて二人の時間を満喫しておいてくれ」 二人が何を話しているのかはいまいち掴めないけれど。「打算?」「あん? ほんとにオレの言い方が悪かっただけだよ。凄いのは達也君、ね。お前はその言葉に足るお前を目指せばそれでいいさ」「……凄い俺、ですか」 俺自身からすれば、凄いっ
実のところ、だけど。「葵がして欲しいだけだろ」「それも、あるよっ♡」 立ち上がった俺に対して葵はぺたんと床に女の子座りをしたままで、えへへと笑いながら言い切った。 それも、っていうあたりに自分以外の何かが入っていることは間違いないだろうけど、俺の為でもあるという部分に違いはない。 何より最近TPBRに囚われていたとも言える。 視野狭窄というか……なんにしてもいっそしっかり切り替えるためにこういうことをした方が良いなんて葵の言う事もある意味正しい、かな。「……いや」「達也君?」 なぁにごちゃごちゃ言い訳並べてるんだって話だ。「俺も、葵とシたいよ」「っ……♡」 気持ちの上で事実上恋人だなんだとかはどうでもいい。 単純に、好きな人とエッチしたいと思うのは当たり前だ。「う、わぁ……♡ ヤリ見せ、だぁ♡」 顔の前に現れたモノをうっとりとしながら葵がつぶやく。 ヤリ見せって単語は知らないが、どうやらエロ用語でこの状況はそういうらしい。「くんっ、くんくん♡」「いやちょ」「んふー♡ くっさぁ♡ すん、すんっ♡ あたま、とろけるぅ♡」「う……」 下半身のモノはとっくに答えを出していたらしく、ズボンを降ろしてみればガチガチに勃起してた。 鼻先を寄せて何をと思えば臭いの台詞に焦ったけど、どうにもそれがイイらしい。「ね、ね♡ い、一回でいいから、おちんぽでビンタして♡」「えぇ……?」「お願いっ♡ 一回だけ♡ 先っぽだけっ♡」「何だよ先っぽだけって。一回だけだぞ?」 十分に匂いを堪能したかと思えば、次のリクエストはまるきり予想外だった。 なんだよチンポビンタって……ほんと葵はマゾ、って言うか性的好奇心旺盛が過ぎる。「へぷっ♡♡♡」 とかいう俺も、やってみて結構いいかもなんて思うあたり相当かもしれない。 なんというか征服感というか、今から葵を物扱いして使うんだって感じが、結構クるなこれ。「ほら」「んぷっ♡」 いっそのことという事で、金玉ごと葵の顔に乗せてみた。「く、っさぁ♡♡♡ た、たまん、にゃいぃっ♡」 どうやらお気に召して頂けたらしい。 玉裏に興奮しているらしい葵の吐息や鼻息が当たってくすぐったいような、気持ちいいようなって感じだ。「しっかり、堪能してくれよ? これが、普段葵の中に入ったりしてるもんだ」「ひゃ
重ねて、合鍵を渡しているのに何でわざわざ? と疑問に頭を捻りながらだった。「忘れ物ってどうし――んむっ!?」「はむっ! ん、んぅ♡ んんー♡」 ドアを開けて出迎えた瞬間、葵は抱き着いてきて、そのまま唇が重なった。「んっ♡ ちゅ♡ んぁっ♡ んちゅぅ♡ はぁ、ぷ♡ んぅ♡」 驚き過ぎて身体が固まった、ついた尻もちの痛みが頭に入って来ない。 それどころか離すもんかと言わんばかりに抱きしめられてるもんだから、葵のご立派おっぱいの感触が気持ち良すぎて。「ん――ぷ、ぁ……♡」 唇が離れて、透明な唾液の橋が途切れてようやく。「あお、い……?」 呆けながら、葵の名前を口にできた。「ねぇ、達也君」「な、なんだ?」 そんな俺の様子が面白いのか、それとも別の何かか。 友崎は、花が咲いたように笑って。「大好きだよ」「え?」「忘れ物。TPBRに夢中で、言うの忘れちゃってた。ごめんね」「は、はぁ?」 ちょっと、なんだ。「えへへ。わかってるよ、どうした急に? とか、意味わかんない、だよね?」「え、っと……あぁ、いや?」「そんなあなたが、わからないくらいに普通だと思ってるあなたが。大好きなんだ」「は、はい?」 もうほんと、仰る通り意味わかんないといいますか、申し訳ありません。「あたしね? あなたと恋人になりたいの」「んえっ!?」「あ、もちろん事実上というか、もうそれに近いじゃんみたいなのは、あたしもわかる。わかるようになった。でもね? 違うの、共犯者とか相棒とか、そういう建前抜きで純粋に。あなたの恋人になりたい」「……あ、あぁ」 少しだけ回り始めた頭で考える。「そういえば、好きって言ってなかった」「んふふー♡ お互い様、だけどね♡」 葵の勢いに何処か流されてしまっていることは自覚している。 けれども、想いを口にしたことがないのはまったくもって事実だ。「葵、俺も――んむっ!?」 そうだと気づいて俺も好きだと言おうとしたら、またキスで口を塞がれて。「ぷぁっ♡ もー♡ そんなにキスでだまれ♡ って言われたかったの? 困っちゃうな―♡」「い、いやそうじゃなくって俺も――むーっ!?」 え、ナニコレ言わせてくれないんだけど?「んむんっ♡ えっへっへー♡ 達也君は欲しがり屋さんだなぁ♡」「……なんかもうどうにでもしてくれって感
「あ、あー……達也? まぁなんだ、初心者だったら大体通る道だしだな?」「う、うんうん! せ、洗礼っていうか! 最初の壁って、言うか!」「わかっては、いるんだけど、ね」 どうにも気落ちが止められない。 理由は簡単で、ソロでTPBRをプレイするようになってから、野良で一緒になるチームメイトからの温かいご指摘というヤツに思い悩んでいる。「はぁ。いや、ネットだからってのはほんとわかってる。わかってるんだけど」 当たり前だが一緒するヤツ皆が皆、葵や先輩のような人ではない。 もっと言えば年下、極論小学生なんかもいるわけだ、そんな相手に画面の向こうにいる人も人間ですよと説いたところであまり意味はないだろう。 そういう意味でも、わかっている……はずではあったんだけどなぁ。「……ん。達也君」「うん?」 いつまでも落ち込んでいたら情けない。 そう思って切り替えるべく頭を振った時だった。「仕方ないよ。だって、達也君下手くそだもん」「ちょっ!? 友崎ちゃんってば大胆ね!?」「っ……」 さっきまでの気遣うような声色じゃなく、葵がまっすぐただ事実をそうだというように。「城山先輩もそう思いますよね? 今まで達也君は知ってる相手とだけプレイするって言うぬるま湯に浸かっていただけで、多くの人が通る道をスキップしてるって」「うぐ……」 いまいち何を言われているのかがわからないまま、葵は先輩に話を振った。 水を向けられた先輩は、言葉に詰まった後大きく深呼吸をして。「……その通りだわな。正直、んなもん傷つくつかないのレベルじゃあない。いや、その場で感情的になってしまうことはあっても、直ぐに忘れるようなモンだし――」「城山先輩」「っ……あぁもうっ! ほんっと友崎はTPBRになるとガチだな……! 達也、友崎だけじゃない、オレもそう思ってるって前置きしたうえで言うぞ? お前、まだ傷ついていい段階じゃねぇよ」 それは、ゲーム中に知らない相手からぶつけられる言葉よりも、遥かに痛くて。「達也君みたいな人がまったくいないわけじゃ、ないよ。けどね? プロになっていたかもしれない可能性や実力を持ってるお姫様に勝つなんて、大それた目標を持ったプレイヤーがいちいち雑音に気を揉むなんて……笑っちゃうかな」「……葵」 葵の評価、ことTPBRに関しては飾らない。 だから、そう







